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[絶版となっております]
EBNという言葉は看護に広まりつつあります。しかし、まだまだ臨床現場に根づいていないのが現状です。(狭義の)EBMが臨床医にとっての「患者の問題解決のための手法」であるのと同様に、EBNも臨床の看護師にとって役立つものとして機能しなければ、意味がありません。 本特集では、今後、EBNが臨床看護に役に立つものとして根づいていくために、日本の臨床看護(師)に必要なものは何か、臨床で実行可能なEBNとはどのようなものかを示すことで、EBNの目指すべき方向性について考えてみたいと思います。
1.Editorial
2.意識障害患者におけるQOL向上を目指した看護プログラムの実践・評価
1)意識障害患者の看護プログラムの開発とエビデンス
2)意識障害患者に対する味覚刺激の実験考察
3)意識障害回復後の高次脳機能障害患者の看護−エビデンスに基づいた生活レベルの回復予測・援助計画・生活行動の再獲得
4)在宅遷延性意識障害者の身体状況と介護状況
5)遷延性意識障害患者のQOL向上への看護プログラムの実践・評価
6)遷延性意識障害患者のケアの社会化に向けて
7)生活支援技術の開発とエビデンス
3.意識障害患者の治療と看護のエビデンス
1) 脳と心へのアプローチ−意識障害患者のトータルケア
2)摂食・嚥下機能訓練における姿勢と食物形態の影響
端座位足底接地前屈位の重要性
低下した口腔感覚機能に対するアプローチ(食物の大きさとテクスチャー)
3)口腔ケア・口腔マッサージのエビデンスと実践
4)難治性褥瘡に対する陰圧閉鎖療法について
5)患者の多面的理解と看護実践に向けての提言
( 理的視点から)
生活支援技術のエビデンス−「安定」に欠かせない「重心」「トルク」の知識
(数学的視点から)
解剖学・生理学と数学的モデル−看護における「かず」のセンス
連載
●エビデンスをつくる看護研究
黒田 裕子/川島みどり 日本赤十字看護大学
●EBNのための統計の読み方
高木 廣文/林 邦彦 新潟大学医学部保健学科
●くすりとエビデンス
別府 宏圀 東京都立北療育医療センター
Nakayama Shoten Co., Ltd.