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「診療報酬点数の引き下げ」により、収入面をはじめ医療機関の受ける影響は少なくない。今後、各医療機関では、診療報酬改訂内容を考慮しながら、いかに医療の質を保障し、効率的な医療提供を行っていくかが一層問われることになる。クリニカルパスは、その際の有用なツールとしての役割を増してくると考えられる。また、現状では、クリニカルパスの普及率は高まったものの、パスはそれぞれの施設特有のものが多く、今後は、普遍的に使用可能なパス(パスの標準化)も求められている。本特集では、診療報酬の動向、クリニカルパスの標準化を視野に入れながら、今後、求められるクリニカルパスとはどのようなものかを、先駆的に取り組んでいる施設のパス、内外でのアウトカム研究結果などを取り上げながら示していく。また、クリニカルパスを通して看護がどう貢献できるか(看護によりどのようなアウトカム向上が期待できるか)についても言及したい。
Editorial 坂本 すが NTT東日本関東病院
医療制度改革とクリニカルパス 武藤 正樹 国立長野病院
3. アウトカム向上に有効なクリニカルパスとエビデンス
1) 「感染防止」に効果を示すクリニカルパス 森兼 啓太 帝京大学医学部附属病院
(NTT東日本関東病院のSSIに関するクリニカルパスを中心に)
2)「救急医療」に求められるクリニカルパス 湘南鎌倉総合病院
3)「薬剤・検査」の適正使用を考慮したクリニカルパス 済生会熊本病院
4) デイサージェリーでのクリニカルパス活用とその効果 松原徳州会病院
4. ケア効果の評価指標を設定したクリニカルパス 大岡 裕子 徳島大学医学部付属病院
5. パス作成・活用におけるアウトカムの捉え方、設定方法 猪股千代子 東北大病院整形外科
クリニカルパスに関するアウトカム調査の報告から
6. 米国におけるパスの評価(アウトカム評価)の実際 Anne W. Wojner President of the Health
Outcomes Institute
7. パスによるケア効果を確実にするためのマネジメントの実際 坂本 すが NTT東日本関東病院
連載
●EBN実践のための文献検索ガイド
松本 直子/河合富士美 聖路加看護大学図書館
●エビデンスをつくる看護研究
黒田 裕子/川島みどり 日本赤十字看護大学
●EBNのための統計の読み方
高木 廣文/林 邦彦 新潟大学医学部保健学科
●くすりとエビデンス
別府 宏圀 東京都立北療育医療センター
ほか
学会・セミナーREPORT
Nakayama Shoten Co., Ltd.