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さまざまな生物種でゲノムのデータが充実しつつあるいま、バイオインフォマティクスはすべてのライフサイエンス研究者に必須の技術です。どのデータベースからどのように必要な情報を得、どのように利用できるのかを、基礎からわかりやすく解説しました。
目次
1.生物情報データベースを覗いてみよう
生物情報データベースの基礎知識
ゲノムネットへアクセス
p53遺伝子データを検索する
どの情報から調べればいいの?
分子グラフィックス操作にチャレンジ
パスウェイデータベースにアクセスする
ポストゲノム解析で注目されるパスウェイ
ほか
2.他の生物種にもガン抑制遺伝子はあるの?
配列の相同性とは?
配列解析の基本概念
配列を比較する
相同性配列検索プログラムBLASTを使ってみよう
P53_MACMU はどのような生物が持つ遺伝子か調べてみよう
遠い進化関係にある配列を探し当てる
遠縁性について
PSI-BLASTによる遠縁性配列検索
ほか
3.遺伝子配列情報を使って生物の類縁関係を調べてみよう
多重配列比較と系統樹解析
多重配列比較
系統樹解析
配列データの取得
マルチプルアラインメントの実行
マルチプルアラインメントの結果から系統樹を作成する
マルチプルアラインメントに基づく機能分類樹と立体構造へのマッピング:Evolutionary Trace 法
ほか
4.タンパク質の立体構造を覗いてみよう
タンパク質の形とは?
タンパク質の階層構造
タンパク質の折りたたみ様式
分子グラフィックスによるタンパク質立体構造の表示
タンパク質立体構造データベースProtein Data Bankへアクセスする
タンパク質の立体構造分類を調べる
ホモログとアナログ
立体構造と機能
ほか
5.配列情報からタンパク質の機能を予測してみよう
モチーフデータベース
膜貫通領域の推定
統合モチーフデータベース検索システムの利用
モチーフデータベースの観察
Pfamデータベースを調べる
膜貫通領域を予測する
シグナルペプチドの予測
ほか
6.ゲノムレベルでデータを見る! ヒトゲノムデータベースへ
ゲノム配列決定について
ゲノム地図の作成と塩基配列の決定
ゲノム配列を調べる
キーワードによるパーキン遺伝子の検索と染色体地図へのマッピング
BLASTによるパーキン遺伝子配列の検索と染色体地図へのマッピング
オーソログ遺伝子に注目した比較ゲノム解析
オーソログ遺伝子とパラログ遺伝子
COGデータベース
ほか
7.解析の実際:配列解析から立体構造予測、機能予測まで
タンパク質の立体構造予測
立体構造情報を利用した機能解析
配列解析によるタンパク質判別、局在予測、モチーフ検索
インターネットによる立体構造予測
予測構造の評価
立体構造に基づいた機能解析
プラスワン ゲノムスケールでの配列解析と構造予測
ほか
8.文献検索システムPubMedを使う
Entrez:分子生物学データ統合検索システム
PubMedへのアクセスと既知の文献の検索
関連論文の検索
同じコンセプトを持つ広域論文の検索:MeSH項の利用
PubMedの自動用語マッピング機能
ほか
9.「生物の情報」と「生理機能」について
生物は情報機械である
化学物質による情報伝達
細胞を伝わる電気信号
細胞内への信号伝達
生物のシステムは物質変換でできている
細胞内外の物質輸送
分子の合成・分解
超分子の形成
分子間相互作用による生理機能
ほか
付録:バイオインフォマティクス実践のためのURL集
Nakayama Shoten Co., Ltd.