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病跡学は、専門家ばかりでなく一般的にも「天才論」「天才と狂気」を掘り下げる興味深い学問領域として多くの読者を獲得してきました。今日では、そのアプローチは分裂病やうつ病などの代表的な病理学的考察から多様性を増し、いっそうさまざまな角度から人間の本質を照らすものとなってきています。本書は、臨床における人間理解に基本的かつ重要な示唆を与えてきた病跡学の進歩著しい今日の到達点を余すところなく詳説します。
目次
総論
病跡学と精神医学
表現精神病理学から芸術療法へ
病跡学から音楽療法へ—「病い」を「美」に転化する
病跡学の意義
精神科臨床と病跡
幻覚の病理と創造
妄想の病理と創造性
精神分裂病の病理と創造性
躁うつ病の病理と創造
てんかんの病理と創造
物質関連障害の病理と創造
分裂病質の病理と創造—カフカとベケット
強迫性と創造
境界例の病理と創造
自己愛の病理と創造
同性愛者の心理と創造
高齢期の心理と創造性
精神分裂病とカリスマ症状群
Asperger症候群(高機能自閉症)の創造性
病跡学の対象と方法
音楽家の病跡学
FreudとJung
移行現象と芸術的創造
精神療法と病跡学
創造の病い
エピ−パトグラフィー
作家・思想家による病跡学—当事者からみた創造と病い
創造における媒介者と役割
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