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卵巣癌は組織型がきわめて多彩であり、それによって治療に対する反応が異なるため、組織分類の把握が治療においても重要なポイントとなります。本巻では、卵巣悪性腫瘍を中心に、卵管・腹膜の悪性腫瘍を取りあげ、腫瘍の発生母地である女性生殖器の発生・構造、腫瘍の組織発生・分類について、わかりやすく解説しました。難治癌といわれるように、治療については研究・開発の途上にあるといえますが、近年、新抗癌剤の開発等により治療成績が向上しています。多くの実践例と、研究報告、様々な議論をもとに、現時点で最も新しい診断法、治療法のスタンダードを紹介しました。
目次
■卵巣の悪性腫瘍
1.卵巣の発生と構造
2.卵巣悪性腫瘍の疫学
3.卵巣悪性腫瘍の遺伝的危険因子
4.卵巣悪性腫瘍と免疫
5.卵巣悪性腫瘍実験的発生
6.卵巣悪性腫瘍の組織発生と分類
A.我が国における組織分類
B.境界悪性腫瘍
C.悪性腫瘍
D.ホルモン産生腫瘍
E.転移性悪性腫瘍
7.卵巣悪性腫瘍の臨床進行期分類
A.FIGO
B.TNM
8.卵巣悪性腫瘍の診断
9.卵巣悪性腫瘍の治療
A.治療の概要(ストラテジー)
B.手術療法
1.staging laparotomy、保存手術
2.cytoreductive surgery、合併手術
3.second look operation
C.化学療法
D.将来と展望
1.ホルモン療法
2.免疫療法
E.予後規定因子
F.胚細胞腫瘍の治療の概要、成績、将来展望
■卵管の悪性腫瘍
1.卵管の発生と構造
2.種類、組織像、疫学
3.臨床進行期分類
4. 診断
5.治療の概要、成績
■腹膜の悪性腫瘍
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