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女性性器の細胞・組織と機能は、生殖という目的のために、思春期、性成熟期、妊娠・分娩・産褥期、更年期の各ステージにおいてダイナミックに変化する。その過程で生じる異常は、性器の発生・形態・機能の十分な理解によって、的確に診断・治療を行うことができる。産婦人科の医療(婦人科腫瘍、不妊、妊娠・分娩など)において、本巻のテーマは基本であり、本シリーズのいわば序論といえる。
目次
■I 女性性器の発生学
■II 外陰の形態と機能
A.外陰の発生と先天異常
B.外陰の構造・組織学と生理機能
C.骨盤支持組織の形態と機能
■III 腟の形態と機能
A.腟の発生と先天異常
B.腟の構造・組織学と生理機能
■IV 子宮頸部の形態と機能
A.子宮頸部の発生と先天異常
B.子宮頸部の構造・組織学と生理機能
C.頸管の生理機能と頸管粘液
■V 子宮内膜の形態と機能
A.子宮内膜の組織学と生理的変化
B.子宮内膜構成細胞の細胞生物学
C.着床のメカニズム
■VI 子宮筋の形態と機能
A.子宮体部の発生と先天異常
B.子宮筋の組織学
C.子宮筋の収縮メカニズム
■VII 卵管の形態と機能
A.卵管の発生と先天異常
B.卵管の解剖・組織学と生理機能
C.卵管の生殖生理
■VIII 卵巣の形態と機能
A.卵巣の発生と先天異常
B.卵巣の解剖・組織学と生理機能
C.卵巣の生殖生理
D.性ステロイドの産生とその調節
■IX 骨盤腹膜の形態と機能
A.骨盤腹膜
B.骨盤内の靱帯
本書は、妊娠・分娩・産褥期に伴う女性の生理的、機能的変化を、器官、臓器別に解説し、好発する症状と鑑別診断および対策につき詳述した。妊娠・分娩・産褥の一連の過程が、安全にかつスムーズに進行するように、リプロダクテイブヘルスの視点によりまとめられた実用書である。
目次
■妊娠・分娩・産褥に伴い変化する器官・臓器とその機能
内分泌機能
視床下部─下垂体─甲状腺系/副腎系/卵巣系
胎児─胎盤系
物質代謝
糖代謝
脂質代謝
骨・カルシウム代謝
血液学的変化
免疫系─妊娠維持と生体防御
脳循環
心血管系
消化器系(消化管、肝・胆・膵)
腎機能
皮膚
■妊娠・分娩・産褥期の症状と鑑別診断および対策
浮腫
高血圧
タンパク尿、血尿、多尿
高血糖
高脂血症
出血、喀血、吐血、下血、鼻出血
呼吸困難、咳
味覚・臭覚異常
嘔気・嘔吐、食欲不振
黄疸
発熱
疼痛
頭痛、痙攣
全身掻痒、湿疹、痒疹
乳房の疼痛・硬結・発赤
関節痛、手指のしびれ感、筋肉痙攣、肩凝り、手指のこわばり
うつ、不眠、いらいら、不安
排尿障害・頻尿・尿閉・尿失禁
帯下、外陰部痒疹
下痢と便秘
■妊娠中の生活と保健
Nakayama Shoten Co., Ltd.