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従来の検査法や病態、治療に関する記述のほか、基礎・臨床に関する最新の知見(ウイルス学的検索、免疫組織化学的研究、神経伝達物質、神経再生のメカニズム、画像診断)を詳述。顔面運動の客観的評価、後遺症の治療など新たな項目を設け、診療の実際を動画像としてCD-ROMに収録。
目次
I.顔面神経の解剖、生理
1.顔面神経の発生
1.顔面神経の発生学的起源
2.脳神経
3.顔面神経
4.脳幹
2.顔面神経の解剖
1.顔面神経解剖のまとめ
2.顔面神経の臨床解剖
3.顔面神経の光顕所見、電顕所見
1.顔面神経の光顕所見
2.顔面神経の電顕所見
4.顔面神経の免疫組織化学的観察
1.顔面神経の細胞内同定
2.細胞外マトリックスの研究
5.顔面神経と神経伝達物質
1.神経ペプチド
2.細胞性癌遺伝子
3.細胞骨格蛋白
4.神経栄養因子
5.活性酸素
II.顔面神経障害の病理
1.顔面神経麻痺の病態、変性と再生
1.顔面神経麻痺病理標本所見のまとめ
2.末梢神経の変性と再生
3.神経の障害と再生程度の分類
4.麻痺モデル動物の組織変化
2.向神経性ウィルスと顔面神経麻痺
1.HSVおよびVZV感染の特徴
2.ヘルペスウイルス初感染と顔面神経麻痺
3.顔面神経膝神経節におけるヘルペスウイルス潜伏感染
4.ヘルペスウイルス再活性化と顔面神経麻痺
検査法
I.顔面神経障害のみかた
1.顔面神経麻痺のみかた
2.顔面不随意運動のみかた
II.顔面運動評価法
1.顔面運動採点法
1.顔面全体の評価法
2.顔面部位別評価法
3.House-Brackmann法と40点法(柳原法)の互換性
4.表情運動の評価における注意点
2.コンピュータ解析による顔面運動評価
1.マーカー法
2.領域変化解析法
III.障害部位の診断
1.障害部位診断の目的
2.障害部位の分類
3.核上性麻痺
4.核性麻痺
5.核下性麻痺
IV.障害程度の診断
1.電気診断法
1.神経障害の程度分類
2.電気生理学的診断法
3.予後診断の臨床応用
2.流涙検査
1.流涙の役割と分泌
2.流涙分泌量の低下
3.流涙検査の手技と判定方法
4.流涙検査結果の判定とその意義
3.味覚検査
1.味覚に関与する神経
2.味覚の臨床機能検査法
3.顔面神経麻痺における味覚検査の意義
4.顎下腺機能検査
1.顎下腺唾液量検査法
2.R1顎下腺機能検査法
3.顎下腺唾液pH検査
5.アブミ骨筋反射検査
1.反射弓および測定方法
2.顔面神経麻痺における診断的意義
6.病的共同運動の検査
1.病的共同運動の定義
2.臨床的診断
3.病態
4.電気生理学的診断
5.再発性顔面神経麻痺の重症度
V.顔面神経の術中モニタリング
1.術中モニタリングの方法
2.刺激電極、麻酔
VI.顔面神経障害の画像診断
1.顔面神経の正常解剖
2.顔面神経障害の画像診断
VII.ウイルス学的検索
1.血清診断法
2.培養・分離同定法
3.DNA診断法
4.顔面神経麻痺におけるウイルス検索の活用法と問題点
疾患
I.顔面神経麻痺
1.顔面神経障害の疫学
1.顔面神経麻痺の疫学
2.顔面の異常運動
2.中枢性顔面麻痺
1.概念、分類
2.症状、診断
3.病態生理
4.臨床経過
3.Bell麻痺
1.疫学
2.病因、病態
3.臨床症状
4.診断
5.治療
6.後遺症
4.Ramsay Hunt症候群
1.病型
2.臨床像
3.Bell麻痺とHunt症候群の鑑別診断
4.治療
5.予後
5.外傷性顔面神経麻痺
1.側頭骨骨折
2.側頭骨骨折に伴う顔面神経麻痺への対応
3.側頭骨外外傷性顔面神経障害
6.中耳炎、中耳手術による顔面神経麻痺
1.中耳炎による顔面神経麻痺
2.中耳手術による顔面神経麻痺
7.側頭骨内腫瘍による顔面神経麻痺
1.顔面神経原発の腫瘍
2.顔面神経周囲組織の腫瘍
8.聴神経腫瘍と顔面神経麻痺
1.術前の顔面神経麻痺の頻度
2.術後の顔面神経麻痺とQOL
3.術前の筋電図学的所見
4.術中モニタリング所見と術後の顔面神経機能
5.術前所見などと術後の顔面神経麻痺の程度
6.術後の顔面神経麻痺の予後
7.術中の顔面神経の再建
8.術後の顔面神経麻痺と再建手術後の評価
9.術後の顔面神経麻痺のメーキャップ
9.耳下腺疾患と顔面神経麻痺
1.耳下腺腫瘍
2.その他の耳下腺疾患でみられる顔面神経麻痺
10.小児の顔面神経麻痺
1.特徴
2.頻度、成因
3.先天性顔面神経麻痺
4.後天性顔面神経麻痺
5.診断、検査
11.両側性、交代性、再発性、家族性顔面神経麻痺
1.分類
2.両側性顔面神経麻痺
3.再発性顔面神経麻痺
4.家族性顔面神経麻痺
12.全身疾患に関連した顔面神経麻痺
1.感染性疾患
2.中毒性疾患
3.代謝疾患、栄養障害
4.自己免疫疾患
5.腫瘍性疾患
6.神経疾患に伴うもの
7.その他
II.顔面の不随意運動
1.片側顔面攣縮
2.Meige症候群
3.oro-facial dyskinesia
4.Marcus Gunn現象ほか顔面の先天的異常連合運動
5.陳旧性顔面神経麻痺における顔面神経内連合運動
6.その他の顔面の不随意運動
治療法
I.治療の進め方
1.顔面神経麻痺治療の原則
2.側頭骨内麻痺の治療
3.神経断裂による顔面神経麻痺の治療
4.顔面神経麻痺の理学療法
5.顔面不随意運動の治療
II.顔面神経麻痺に対する治療
1.薬物療法
1.Bell麻痺
2.Ramsay Hunt症候群
3.中耳炎性顔面神経麻痺
4.外傷性顔面神経麻痺
5.その他
2.星状神経節ブロック療法
1.星状神経節の解剖
2.方法、器具、薬液
3.合併症
4.禁忌
5.効果
3.顔面神経減荷術
1.歴史
2.理論的背景
3.適応
4.手術手技
5.合併症
6.臨床的意義
4.顔面神経移植・吻合術
1.手術方法
2.手術成績を左右する因子
5.後遺症に対する治療
1.病的共同運動
2.顔面拘縮
3.顔面痙攣
4.ワニの涙
5.アブミ骨筋性耳鳴
6.陳旧性麻痺に対する形成外科的手術
1.形成外科手術の目的
2.再建法の種類と適応
3.広背筋移植による一期的再建法
7.理学療法
1.顔面神経麻痺の経過と予後
2.機能相による理学療法
8.顔面神経麻痺の治療効果判定
1.末梢性顔面神経麻痺の治療効果判定
2.顔面神経麻痺の評価法
3.治療対象の選択
4.麻痺の最終評価
5.症例の付記データ
III.顔面の不随意運動に対する治療
1.ボツリヌストキシン療法
1.顔面痙攣の概念、定義
2.診断
3.鑑別診断
4.原因、病態
5.痙攣の程度の判定
6.治療のいろいろ
7.ボツリヌストキシンについて
8.BT注射療法の実際
9.BT注射療法の適応
2.顔面神経ブロック療法
1.顔面神経幹ブロック法
2.顔面神経末梢枝ブロック法
3.血管減圧術
1.血管減圧術の歴史
2.手術手技
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.