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開腹手術に比べ低侵襲なため、早期胃癌・食道癌ではEMR(内視鏡的粘膜切除術)による治療が主流となりました.本書では、その手技の最先端を、永年内視鏡に携わってきたベテラン医師が、実地臨床で体得した“コツと落とし穴”を開示.診断のポイント、病変に適した器具・機器、術式の選択とテクニック、そして合併症対策からフォローアップまで、写真や図を多用し、分かりやすく解説しています.
目次
1章 インフォームド・コンセント
当院におけるインフォームド・コンセント
早期胃癌に対するESD前のインフォームド・コンセント
2章 EMRに用いる器具・機器
ESDの処置具の工夫
胃のESDにおける先端フードの有用性
ESDにおける先端アタッチメントの工夫
EMR-L--器具を上手に使って行おう
局注液選択のコツと落とし穴
フックナイフによる胃ESDのコツと落とし穴
三角ナイフの特徴
切開出力装置の設定のコツ
3章 EMRの適応病変
無床診療所におけるEMRの適応と限界
病変部位と患者背景によるEMR法の選択
EMRの適応病変の決定と『胃癌取扱い規約』による3段階評価
胃癌に対するEMRの適応病変
早期胃癌のEMR適応病変および適応拡大の可能性
早期胃癌に対する内視鏡的切除術--手技の選択
EMRの適応病変--腺腫
胃腺腫の取扱い--group III腺腫と生検診断された病変へのEMRの適応
胃癌における深達度診断の指標と問題点
EMR適応病変の確実な診断のための注意点--食道
食道癌に対するEMRの拡大適応
十二指腸乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術
拡大内視鏡からみたEMRの適応病変--胃癌
超音波内視鏡からみたEMRの適応とコツ
EMR前検査としての三次元超音波内視鏡
4章 EMRのテクニック
EEMRチューブ4段階法のコツ
EEMRチューブ法の器具,テクニック
側孔オーバーチューブによる食道、食道胃接合部癌のEMR(陰圧下切除術:np-EEM)
十二指腸乳頭部腫瘍に対する内視鏡切除術
EMR-L--適応を守れば簡単な手技
ERHSE法の手技の実際と注意点
簡易4点固定法(簡易2チャンネルスコープ法)とESDの位置づけ
2チャンネル型スコープによる胃粘膜切除時の把持の方法
十二指腸カルチノイドのEMRCの実際
EMRC法(一括、分割)の実際とポイント、注意点
初心者のためのキャップ吸引による粘膜切除術(EMRC)
EMRCの切除法のコツ
5章 切開剥離術について
S-ERHSE法の手技の実際と注意点
胃体部病変における把持鉗子を用いたESD
スリット付きフードを用いた早期胃癌のESD
早期胃癌に対するヒアルロン酸ナトリウムとSTフードを用いたESD
三角ナイフを用いたESDの実際
ニードルナイフと三角ナイフを用いた胃のESD
フックナイフによる食道ESDのコツと落とし穴
胃腫瘍におけるフレックスナイフによるESDのコツと落とし穴
早期胃癌に対するESDの手技の工夫
6章 合併症とその対策
ESDにおける術中合併症とそのコントロール
胃癌のESD時の合併症とその対策
胃癌に対するEMRの合併症とその対策--外科的視点から
食道EMRの合併症とその対策
食道表在癌に対するEMRの偶発症--出血、穿孔、狭窄とその対策
EMR術中止血のコツと落とし穴
口腔洗浄器を用いた送水機能による出血の対策
止血鉗子の使い方とコツ
ESD時の出血とその対応
ESDにおける穿孔防止のコツ--各種デバイスの特徴および使用法の順守
7章 病理診断
EMR切除標本のゆくえ
病理所見からみたNBI所見
EMR標本の固定から病理診断まで
8章 フォローアップ/その他
ESD後のフォローアップ--異時性多発胃癌
早期胃癌EMR後のフォローアップ
拡大内視鏡による胃癌EMR後の遺残再発の診断
胃癌におけるEMR遺残例の治療方針と問題点
EMR後の経過観察--胃腫瘍
胃癌EMR後再発病変に対する内視鏡的マイクロ波凝固療法(EMCT)
表在型食道癌EMR後のフォローアップ
食道癌EMR後の異時性多発癌--発生頻度およびdysplasiaと扁平上皮癌との関係
多発ヨード不染帯を伴う食道癌に対するEMRと経過観察
食道癌EMR後のフォローアップの落とし穴--落とし穴の対策としてEUSの使用
APC粘膜上皮下焼灼法(APC-SEA)による食道表在癌の治療
ESD後の潰瘍治癒過程
中・下咽頭表在癌の診断
どのような人に食道ヨード染色検診を勧めるべきか
EMRをするの? できるの?
Nakayama Shoten Co., Ltd.