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[絶版となっております]
慢性心不全患者は増加傾向にあり、入退院を繰り返す患者が後を絶たないといった状況になりつつある.それは患者自身の疾病負担のみならず,家族やそれらを支える社会への大きな医療負担となっている.これらを軽減するためには,心不全を発症させない,再発させないための診療・介護サイドの方策が不可欠である.本書はその診療ストラテジーを詳述している.
目次
序章 なぜ,今,疾病負担の軽減なのか,またなぜ予防なのか
I章 心不全の臨床像
1.急性心不全
2.慢性心不全
II章 診断法からわかる心不全の病態
1.問診からわかる心不全
2.身体所見からわかる心不全
3.心電図からわかる心不全
4.胸部X線からわかる心不全
5.心エコーからわかる心不全
6. 血行動態からわかる心不全
7.バイオマーカーからわかる心不全
8.心機能分類からみた心不全
9.身体活動能力からみた心不全
III章 心不全のステージ別診療方針
IV章 予防と管理の実際
1.非薬物療法による予防と管理
1)慢性心不全患者の栄養管理,水分管理,服薬管理
2)禁煙活動
3)断酒活動
4)運動療法
5)温熱療法
6)酸素療法,呼吸補助
2.薬物療法による予防と管理
1)利尿薬・ジギタリス製剤
2)ACE阻害薬
3)β遮断薬
4)ARB
5)抗アルドステロン薬
V章 予防活動の評価法
VI章 疾患別の予防的介入
1.高血圧症に介入する
2.心筋虚血に介入する
3.糖尿病に介入する
4.動脈硬化症に介入する
5.腎不全に介入する
6.メタボリックシンドロームに介入する
7.心筋症に介入する
8.睡眠時無呼吸に介入する
9.肺高血圧に介入する
10.心房細動に介入する
11.心室性不整脈に介入する
12.リズム同期に介入する
VII章 より手厚いケアが必要な患者への対応
1.周術期患者への対応
2.多疾患有病者への対応
3.高齢者への対応(認知能力の乏しい患者・易感染性など)
4.抑うつ患者への対応
5.ターミナル患者への対応
VIII章 慢性心不全におけるチーム医療
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