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語りと聴取
新世紀の精神科治療 第7巻
編集:加藤 敏(自治医科大学)
B5判 函入上製
340頁
定価
25,300 円 (本体23,000 円+税)
ISBN 4-521-68051-8
発売日 2003/08
品切れ
[絶版となっております]
診断、治療を決定するための病歴聴取や患者の訴えの聴取、および患者への病名告知、治療の説明と同意をうるためのインフォームドコンセントといった、患者と医師とのコミュニケーションそのものが、患者の苦悩に配慮した広義の精神療法となりうる。本書は、理論、臨床、文化の観点から、の3部構成で、語りと聴取(ナラティブ・ベイスト・メディスン、NBM)の重要性を説く。
目次
■序論
ナラティブ・ベイスト・メディスン(NBM)としての精神医学
■理論
1.<あいだ>と言葉
2.日本語と精神科─日本語臨床の視点
3.間主体性と語り
4.精神分析における解釈と経験の変容
5.語りと強度—行為論的精神病理
■臨床:言葉の処方箋─日常語の効用と、病態による治療者・患者の語りの様態
1.統合失調症における語りと聴取
2.神経症における語り
3.うつ病者の語り
4.摂食障害における治療的言語
5.境界性人格障害における語りと聴取
6.語りからみた心身症
7.幻想の語り
8.希死念慮を強く訴える患者に対する精神療法的接近
■文化の観点から
1.芸術療法における言葉と語り─言語とイメージと芸術療法
2.伝統型精神療法と大衆型精神療法
3.沖縄における語りと医療
4.サイバー空間と精神医学
5.文学にみる語りと聴取
6.情報化時代における精神科臨床─診療録の記載と病名の告知
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