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現代医療文化のなかの人格障害
新世紀の精神科治療 第5巻
編集:新宮一成(京都大学大学院)/加藤 敏(自治医科大学)
B5判 函入上製
352頁
定価
26,400 円 (本体24,000 円+税)
ISBN 4-521-68071-2
発売日 2003/08
品切れ
[絶版となっております]
犯罪や問題行動など、多くの社会病理現象により注目を集める人格障害だが、その概念はまだ新しく、医学的・法的に十分な枠組みの中で扱われているとはいいがたい。本書は、悩める現代社会の要請に応えるため、精神科や医療刑務所など、さまざまな立場から実践的な問題を論じている。
目次
■人格障害との出会い
1.医療機関への人格障害の登場
2.医療と人格─自己身体への困難な関係
3.人格障害と理論負荷性─さまざまな治療理論を振り返って
■人格障害概念の実効性
1.人格障害と刑事司法─精神医学史的考察
2.人格障害と価値判断
3.人格概念の危機
■治療以前に問題になること
1.人格障害者における責任能力
2.非行少年の強制治療─行為障害の医療化をめぐって
3.人格障害に対する文化論的検討
4.犯罪を疾病から見直す─医療刑務所での経験
5.社会病理と疾病のあいだ─精神病理学の説明責任
■人格障害と行動の科学
1.人の行動パターンと性格を規定する生物学的要因
2.成長過程から人格障害を診る─児童精神医学の立場から
3.薬物の作用と人格変化─人格は本当に壊れるのか
■医療的介入の道
1.人格障害患者の救急外来での対応
2.人格と妄想
3.自己愛と人格
4.行為障害の治療学
5.かかわりか治療か
6.医療と宗教は人格障害をめぐってわかり合えるか
■座談会 現代社会における人格障害概念の位置
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