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慢性化防止の治療的働きかけ
新世紀の精神科治療 第10巻
編集:岡崎祐士(三重大学)/武田雅俊(大阪大学大学院)
B5判 函入上製
340頁
定価
26,400 円 (本体24,000 円+税)
ISBN 4-521-68091-7
発売日 2004/05
品切れ
[絶版となっております]
一般に、内科系、外科系疾患の症状が日単位で変化するのに対し、精神科の場合はその症状変化は週単位で推移するといわれ、慢性化が重要な課題となっている。本書では、この「精神疾患と時間軸」というべきテーマを、生物学的、心理学的、社会学的に解明し、慢性化を防ぐ治療的手段を様々な角度から提示している。
目次
■精神疾患の慢性化は必然か
1.精神疾患と身体疾患の時間軸
2.薬物療法の効果が現れるまでに必要な時間と条件
3.統合失調症の慢性化防止のための予備的治療論−精神病理学の見地から
4.生活療法の効果発現に要する時間と条件
■精神疾患を慢性化させる要因はなにか
1.精神疾患の慢性化をもたらす診断の遅れ・治療開始時期
2.不適切な薬物選択および副作用
3.不適切な心理社会療法
4.人格要因
5.慢性化をもたらす家族要因は何か
6.学校・職場・地域の無理解
■慢性化させない治療的働きかけとは
1.精神疾患発症のリスクを軽減するコミュニティ形成
2.精神疾患発症のリスクを軽減する家族とは
3.精神疾患患者の早期受診を促進する精神保健システム
4.精神疾患発症の前駆症状と働きかけ
5.精神病未治療期間(DUP)の短縮と転帰の改善
6.精神疾患の慢性化防止のための薬物療法ガイドライン
7.統合失調症の再発予測と再発防止
8.精神疾患再発防止のための向精神薬による治療
9.精神疾患再発防止のための家族への働きかけ
10.外来治療と入院治療を含む標準的な治療のための基本条件
11.精神疾患慢性化防止のための社会復帰施設
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