わが国における関節リウマチ治療の歴史から現在の最先端医療まで，各領域の専門家がわかりやすく解説，さらに血清反応陰性脊椎関節症，痛風，線維筋痛症などのリウマチ類縁疾患についても詳述しています．
実地診療において患者さんの同意を得て治療を進めるうえで必携の一冊です．

目次

1章　リウマチ診療の変遷　
2章　病因・病態に関する考え方
　免疫複合体の観点から　
　骨・関節破壊の観点から
3章　診察法
　現症の評価　
　臨床検査　
　画像検査　
　骨量検査　
　遺伝学的検査
　病理学的検査
4章　関節リウマチ
　診察法
　関節外症状
　早期診断
　長期経過と予後の予測
　高齢発症関節リウマチ
　関節リウマチと骨粗鬆症
　悪性関節リウマチ
　治療目標と治療計画
　治療経過の評価法
　基礎的治療
　薬物治療
　　消炎鎮痛薬(NSAIDs)
　　ステロイド薬
　　抗リウマチ薬
　　生物学的製剤
　　薬物治療に伴う副作用の発症と対策
　手術的治療
　　滑膜切除術
　　頚椎の手術
　　上肢機能再建術
　　下肢機能再建術
　リハビリテーション治療
　在宅での治療
　鑑別すべき膠原病
5章　小児期の慢性関節炎
6章　血清反応陰性脊椎関節症
　血清反応陰性脊椎関節症の概念
　強直性脊椎炎
　掌蹠膿疱症性骨関節炎
　反応性関節炎
　乾癬性関節炎
　炎症性腸疾患に伴う関節炎
7章　関節リウマチ類縁疾患
　変形性関節症
　結晶誘発性関節炎
　特発性骨壊死
　感染性関節炎
　肩関節周囲炎
　神経障害性関節症
　線維筋痛症