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3 操作的診断vs従来診断
専門医のための精神科臨床リュミエール
担当・責任編集:林 拓二(京都大学大学院)/責任編集:米田 博(大阪医科大学)
総編集:松下正明(東京大学名誉教授)
B5判 並製
212頁
定価
6,820 円 (本体6,200 円+税)
ISBN 978-4-521-73048-6
発売日 2008/08
品切れ
本書では,DSMやICDなどの操作的診断の登場と背景を概説し,その限界と問題点を掘り下げる.特に疾病学的な議論がなお続く非定型精神病と,時代の影響を色濃く反映するうつ病を取り上げ,操作的診断と従来診断を対比させつつ,精神科診療における診断の意味を問う.
目次
Ⅰ 操作的診断の登場とその背景
1.操作的診断の登場とその背景-DSM-Ⅲの成立とプロザック現象 (松下正明)
2.Schneiderの精神医学とDSM-Ⅲ,Ⅳ (針間博彦,金子咲知子,渡邊大輔)
3.精神科診断学はどこに向かうのか-開いた診断学を求めて (原田憲一)
Ⅱ 非定型精神病をめぐる議論
1.われわれは中間例をどのように理解してきたか(歴史的背景) (兼本浩祐,大島智弘)
2.満田の非定型精神病とICD-10 診断 (深津尚史)
3.Leonhardの分類と操作的診断基準 (岩波 明,岡島 由佳)
4.非定型精神病と躁うつ病-病像の変化の長期経過観察 (大塚公一郎)
5.若年周期精神病と操作的診断 (山下 格)
6.非定型精神病研究と操作的診断 (金沢徹文,米田 博)
Ⅲ うつ病の現在
1.うつ病概念の歴史 (田中徹平,野村総一郎)
2.双極性障害をめぐる診断学的問題 (坂元 薫)
3.緊張病症状を示すうつ病について (須賀英道)
4.うつ病の諸相-職場結合性うつ病 (加藤 敏)
5.現代型うつ病と操作的診断-うつ病の拡散とうつ状態 (松浪克文)
Ⅳ 精神科診断学の現在
精神科診断学の現在 (林 拓二)
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