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5 現代医療文化のなかの人格障害
新世紀の精神科治療[新装版]
編集:新宮一成(京都大学)/加藤 敏(自治医科大学)
B5判 並製・カバー付
356頁
定価
9,900 円 (本体9,000 円+税)
ISBN 978-4-521-73081-3
発売日 2008/12
品切れ
[絶版となっております]
2003年8月刊行《新世紀の精神科治療》第5巻の普及・新装版である。
人格の病理は、歴史や社会のなかに深く根を張っている。文化的・社会的な価値判断との関係を抜きにしては語ることのできない "personality disorder" という複雑な病態への介入をどのように進めていくか。
本書では、その病態の理解と治療的対応に不可欠ともいえる広義の精神病理学の視点をふまえながら、さまざまな角度から「人格障害」について論じていく。
目次
■人格障害との出会い
1.医療機関への人格障害の登場
2.医療と人格─自己身体への困難な関係
3.人格障害と理論負荷性─さまざまな治療理論を振り返って
■人格障害概念の実効性
1.人格障害と刑事司法─精神医学史的考察
2.人格障害と価値判断
3.人格概念の危機
■治療以前に問題になること
1.人格障害者における責任能力
2.非行少年の強制治療─行為障害の医療化をめぐって
3.人格障害に対する文化論的検討
4.犯罪を疾病から見直す─医療刑務所での経験
5.社会病理と疾病のあいだ─精神病理学の説明責任
■人格障害と行動の科学
1.人の行動パターンと性格を規定する生物学的要因
2.成長過程から人格障害を診る─児童精神医学の立場から
3.薬物の作用と人格変化─人格は本当に壊れるのか
■医療的介入の道
1.人格障害患者の救急外来での対応
2.人格と妄想
3.自己愛と人格
4.行為障害の治療学
5.かかわりか治療か
6.医療と宗教は人格障害をめぐってわかり合えるか
■座談会 現代社会における人格障害概念の位置
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