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「注意」は,対象の認知,言語,記憶,思考をはじめとする高次脳機能を有効に働かせるために不可欠な神経機能であり,その障害は,脳損傷後の半側空間無視や日常生活上の障害など多くの認知行動障害を引き起こすため,精神神経科領域でも非常に関心が高まっています.本書では脳損傷例における注意障害だけでなく精神神経疾患における注意障害にも注目し,そのリハビリテーションの実践にも言及しています.
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目次
Ⅰ 注意とは
1.全般性注意とその障害について (加藤元一郎)
2.方向性注意とその障害について (船山道隆,加藤元一郎)
3.注意ネットワークとその脳基盤 (鈴木孝治,三村 將)
4.注意と記憶 (梅田 聡)
5.注意と意識 (高畑圭輔,加藤元一郎)
Ⅱ 脳損傷と注意障害
1.左右半球損傷と注意障害 (前島伸一郎,大沢愛子)
2.半側空間無視の症候論と出現メカニズム (水野智之,武田克彦)
3.脳梁損傷と半側空間無視 (船山道隆)
4.半側身体失認と身体パラフレニア (大東祥孝)
5.同時失認とBalint症候群 (大槻美佳)
Ⅲ 精神疾患と注意障害
1.統合失調症と注意障害 (松井三枝)
2.統合失調症と前注意段階の障害 (野崎昭子,加藤元一郎)
3.双極性障害と注意障害 (臼杵理人,光安博志,後藤玲央,川嵜弘詔,神庭重信)
4.強迫性障害と注意障害 (中尾智博)
5.Alzheimer病と注意障害 (朝田 隆,池嶋千秋)
6.前頭側頭葉変性症(FTLD),Lewy小体型認知症(DLB)と注意障害 (橋本 衛,池田 学)
7.皮質下性疾患と注意障害 (松村美由起,三村 將)
8.てんかんと注意障害 (松浦雅人)
9.ADHD,広汎性発達障害と注意障害 (井上祐紀,稲垣真澄,神尾陽子)
10.アルコール・薬物依存と注意障害-精神作用物質使用障害(SUD)とADHD との関連を中心に (松下幸生,樋口 進)
Ⅳ 注意障害のリハビリテーション
1.注意障害の臨床的評価法(初期評価) (加藤元一郎)
2.注意障害のリハビリテーションとその戦略 (種村留美,種村 純)
3.注意障害のリハビリテーションとその実践 (小賀野操,前田眞治)
4.統合失調症の認知機能リハビリテーション-注意障害に焦点を当てて (池淵恵美)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.