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近年の精神科治療の発展に伴い,「精神障害者の家族」は<病理的存在>ではなく<治療のパートナー>としてとらえるべきだと考えられるようになってきた.本書では家族研究・家族療法の発展経過をふりかえりながら,わが国における家族支援のありかたを展望するとともに,海外の家族支援の現状について,医学的・行政的・社会的動向を紹介.また,臨場感あふれる「誌上ライブ」で家族療法の実際を報告している
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目次
Ⅰ 精神科治療と家族支援
1.これからの「家族療法」-家族病理治療中心から家族運営支援への転換 (伊勢田堯,長谷川憲一)
2.家族支援の治療的有効性に関するレビュー (三野善央,米倉裕希子)
3.家族が求める家族支援 (野村忠良)
Ⅱ 臨床における家族療法
1.精神科外来診療における家族療法 (楢林理一郎)
2.精神科入院治療のなかでの家族への援助介入 (遊佐安一郎)
3.メディカル・ファミリーセラピー (渡辺俊之)
4.うつ病の家族心理教育の実際 (下寺信次)
5.統合失調症の家族心理教育の実際 (後藤雅博)
6.生活臨床の家族療法 (長谷川憲一)
7.専門的家族療法-イギリスの家族療法 (森野百合子)
Ⅲ 家族療法の実際
1.さまざまな事例への家族療法の実際 (中村伸一)
2.東京都立松沢病院の生活臨床検討会における家族療法 (白井有美,伊勢田堯,岡崎祐士)
Ⅳ 海外における家族への行政的,社会的支援の動向
1 オーストラリア・ニュージーランドの家族支援 (植田俊幸)
2. アメリカの家族支援 (蔭山正子)
3. フランスの家族支援 (和田 央)
4. ドイツの家族支援 (小田美季)
索引
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