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近年,改めて注目を浴びている解離性障害について,その全貌を詳述する.19世紀末のヒステリーから現代の構造的解離理論などへ至る解離研究の歴史,ICD-10とDSM-IVにおける分類と相違,解離性健忘・解離性同一性障害・離人症などの代表的疾患の解説と症例,解離症状を有する他カテゴリー疾患との鑑別診断など,臨床家必携の内容である.
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目次
Ⅰ なぜ今 解離性障害なのか? (岡野憲一郎)
Ⅱ 解離の概念とその歴史
1.歴史と文化における解離 (小林幹穂)
2.CharcotとJanetにみられるヒステリーおよび解離の理論 (江口重幸)
3.ヒステリーから解離へ-DSMの変貌,Freud からJanetへの回帰,PTSD (兼本浩祐)
Ⅲ 解離現象の現代的な理解
1.解離の生物学 (永井達哉,山末英典)
2.解離とニューラルシステム (大東祥孝)
3.構造的解離理論 (野間俊一)
Ⅳ 種々の解離性障害
1.解離性障害の範囲と分類 (岩井圭司)
2.解離性健忘と解離性遁走 (大矢 大)
3.離人症 (柴山雅俊)
4.解離性同一性障害(多重人格障害) (一丸藤太郎)
5.解離性障害と身体表現性障害および転換性障害 (白波瀬丈一郎)
Ⅴ 解離性障害の診断および鑑別
1.解離性障害と鑑別すべき疾患 (松本俊彦)
2.解離性障害と心理テスト (野呂浩史,荒川和歌子)
3.解離性体験尺度 (田辺 肇)
Ⅵ 解離性障害の治療
1.解離性同一性障害への治療(EMDR) (市井雅哉)
2.解離性障害の精神療法 (松井浩子)
3.解離性障害と生物学的療法 (田中克昌)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.