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精神科専門医のためのプラクティカル精神医学
編集:岡崎祐士(東京都立松沢病院)/神庭重信(九州大学)/小山 司(北海道大学)/武田雅俊(大阪大学)
総編集:山内俊雄(埼玉医科大学)
A5判 並製
752頁 写真・図・表:204点
定価
10,450 円 (本体9,500 円+税)
ISBN 978-4-521-73143-8
発売日 2009/08
品切れ
日本精神神経学会で作成した「研修ガイドライン」をふまえ、精神科専門医を目指す研修医や精神医療の現場で活躍する精神科医にむけた実践的なガイドブック。臨床現場で必要とされる知識、そなえるべき技能、精神科医としての態度が具体的に記述されている。総勢165名の執筆者が、診断的視点、治療的立場から臨床の極意を述べ、法的知識などの実利的なテーマも解説する、現場主義に貫かれた必携書。
関連書籍
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- 精神医学の知と技 精神症状の把握と理解
- 精神医学の知と技 大脳疾患の精神医学
目次
序章
精神科医として何を学ぶか
─日本精神神経学会専門医制度と精神科研修内容について
メンターに聴く:「精神医学」誕生200年
メンターに聴く:精神医療と文化
I 診断をつけるために
A.症状から状態像を考える
1.不眠
2.不安,いらいら,焦燥
3.抑うつ
4.躁状態
5.適応障害
6.不穏,暴力
7.多動
8.行為・行動の障害
9.子どもの特異的な行動
10.思考の障害
11.感覚・知覚の障害:幻覚と錯覚
12.知的障害
13.意識障害
14.せん妄
15.解離,転換
16.けいれん
17.食欲の異常
18.物質依存
19.性の障害
20.自傷行為,自殺企図
B.症状の背景を考える
1.パーソナリティの把握
2.精神症状の把握
C.症状から状態像へ
D.問診の技術
メンターに聴く:言語学─脳とこころの話し合い
E.身体診察
F.検査
1.神経生理検査
2.化学的検査
3.心理検査
4.病理学検査
5.脳画像検査
6.質問紙法
7.症状評価法
G.どう診断をつけるか
1.症状把握から診断への道筋
メンターに聴く:認知症から学ぶこと
H.疾患別診断の進め方
1.統合失調症
2.精神病性障害
3.気分障害
4.抑うつ適応障害
5.不安障害
6.身体表現性障害
7.衝動制御の障害
8.生理機能の心理的障害
9.パーソナリティ障害
10.アルコール・薬物等物質関連障害
11.身体に基因する精神疾患
12.脳に基因する精神疾患
13.発達障害と小児期疾患
14.てんかん
15.認知症
16.性の障害
17.摂食障害
メンターに聴く:診断力
メンターに聴く:精神医学をめざす人に
メンターに聴く:患者さんの日常生活を知る大切さ
メンターに聴く:外来診療で心がけていること
メンターに聴く:精神科医とは
II 適切な治療のために
A.コミュニケーションをどうとるか
1.日常臨床におけるコミュニケーション
2.子どもとのコミュニケーション
3.家族とのコミュニケーション
4.統合失調症の患者とのコミュニケーション
5.うつ病患者とのコミュニケーション
6.躁病患者とのコミュニケーション
7.不安患者とのコミュニケーション
8.焦燥感の強い患者とのコミュニケーション
9.パーソナリティ障害をもつ患者とのコミュニケーション
10.認知症患者とのコミュニケーション
11.医師-患者関係をどう構築するか
B.適切な治療をするために必要な情報
メンターに聴く:聴く能力を身につけよう
C.薬による治療
D.精神療法の種類と適応,極意
E.電気けいれん療法,反復経頭蓋磁気刺激,迷走神経刺激
F.心理社会的治療
メンターに聴く:症状論的エポケー
G.治療計画をどう立てるか,治療をどう進めるか
1.考慮すべき一般的問題
2.統合失調症
3.精神病性障害
4.感情障害(気分障害)
5.適応障害(抑うつ状態)
6.不安障害
7.身体表現性障害
8.衝動制御の障害
9.睡眠障害
10.摂食障害,妊娠・産褥期の精神障害
11.パーソナリティ障害
12.身体に基因する精神疾患
13.脳に基因する精神疾患
14.発達障害と小児期疾患
15.てんかん
16.認知症
17.性の障害
18.興奮状態への対応
メンターに聴く:「人間理解」の精神医学
H.臨床において考慮すべき問題
1.anger management
2.暴力からの被害の回避,対処
3.医療事故・医療訴訟
4.身体拘束
5.自殺
6.精神科における危機管理・安全対策
7.精神科救急医療
8.コンサルテーション・リエゾン精神医学
9.緩和ケア
10.精神腫瘍学
11.静脈血栓症
12.低栄養状態
メンターに聴く:向精神薬の用法・用量をうのみにしないこと
メンターに聴く:精神医学・医療の変遷
メンターに聴く:日夜患者とともに生きる諸先生へ
メンターに聴く:診療のメッセージ
メンターに聴く:ゼネラリスト精神科医をめざすこと
III 法的知識
A.精神保健福祉法─法に基づいた入院手続きと処遇
B.心神喪失者等医療観察法
C.成年後見制度
D.精神鑑定
E.精神障害者に対する福祉制度
F.高齢者介護に関する法と施設
IV 精神保健福祉の社会資源
V 診断書・紹介状の書き方
A.精神科における紹介状の要諦
B.英文診断書・紹介状の書き方
メンターに聴く:幅広い勉強で広い視野を
メンターに聴く:William Oslerの3つの教え
メンターに聴く:先達に学ぶ
メンターに聴く:問題意識をもつこと,自分を知ること
メンターに聴く:これからの精神科医に期待したいこと
メンターに聴く:心に浮かぶ一言
索引
コラム:非定型の病像は薬物誘発性精神障害に多い
コラム:多動の歴史
コラム:子どもからのSOS
コラム:大酒家のせん妄
コラム:働く女性と摂食障害
コラム:勃起補助剤の有用性
コラム:待合いで出向く
コラム:診察は言葉や理解を確かめながら
コラム:きちんとした出会いと別れ
コラム:リチウム中毒におけるモニタリング
コラム:心理検査実施のトレーニングとその専門性
コラム:心理検査料について
コラム:精神疾患の原因別分類
コラム:ICD-10とDSM-IV
コラム:抑うつ状態を呈するパーソナリティ障害の診断
コラム:もったいない
コラム:行動化をどのように扱うか
コラム:境界性パーソナリティ障害の治療経験を通じて
コラム:リエゾン精神医学において精神科に必要な態度とは
コラム:認知症と自動車運転
コラム:暴力への対処
コラム:健忘と自殺
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