小 計 | 0 円 | ||
消費税 | 0 円 | ||
合 計 | 0 円 |
近年,人口の高齢化,食生活の欧米化,ストレスの増大による動脈硬化性疾患の急増に伴い,急性冠症候群(ACS)も増加の一途にある.本症候群は循環器専門医や内科医のみならず医師なら誰でも遭遇するきわめて一般的な疾患であり,初期の対応で患者の予後が決まるため,プライマリ・ケアが重要である.本書では,この急性冠症候群の病態,診断,治療のどの項目も最新の内容をわかりやすく解説.急性冠症候群の理解を深めるための必携書.
目次
1章 急性冠症候群の病態を知る
概念
日本における疫学的知見と治療成績
病理
発生機序
分類---ST上昇型と非ST上昇型
2章 急性冠症候群を見逃さない
ガイドラインに示された診断アプローチ
初診時の診断のポイント
心電図診断
生化学診断
急性期超音波診断
冠動脈造影の意義
コントラストエコー法の有用性
血管内超音波診断
optical coherence tomography(OCT)
血管内視鏡所見
不安定プラーク評価におけるマルチスライスCTの意義
心筋ダメージの核医学的評価
3章 急性冠症候群のベストの急性期治療は何か
プレホスピタル治療の意義
ST上昇型急性心筋梗塞の再灌流治療
非ST上昇型急性冠症候群
血栓溶解療法
primary PCIの適応と効果
血栓吸引療法とdistal protectionの効果
再潅流障害の対策
late reperfusionの適応と効果
心原性ショックの治療戦略
緊急冠動脈バイパス術の適応
急性期の治療体制
虚血性心疾患の地域連携パス
4章 急性冠症候群の再発をいかに防ぐか
慢性期の治療指針
抗血小板薬の重要性
硝酸薬の評価
β遮断薬の有用性
Ca拮抗薬の使用法
スタチン製剤の重要性
ACE阻害剤とアンジオテンシンII受容体拮抗薬
慢性期のカテーテルインターベンション
慢性期の外科治療
慢性期の血管新生療法
Nakayama Shoten Co., Ltd.