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かぜ症候群の原因はほとんどがウイルス性で,抗菌薬(抗生物質)が効かない.
それでも,保護者はかぜ薬を求めて来院する.かかりつけ医として良質な医療を提供するためには,丁寧な説明,副鼻腔炎や中耳炎など関連疾患への対応,重篤な疾患に際しては最適な治療法を選択する鑑別力が必要となる.
抗菌薬の有効な使い方,迅速診断キットや採血ツールの利用法,慢性疾患をもつ子どもへのかぜ対応など,注意深い観察力と,時を逃さず抗菌薬を使いこなせる技を伝授.)
目次
1章 総論
かぜ症候群とは? (草刈 章)
かぜ症候群の病因と疫学 (鈴木英太郎)
かぜ症候群診断の基本的な考え方 (原 朋邦)
かぜ症候群とサイトカイン (和合正邦)
かぜ症候群と血液検査,培養検査 (片岡 正)
かぜ症候群と迅速抗原検査 (原三千丸)
かぜ症候群の薬剤治療-有用性と安全性 (西村龍夫)
かぜ症候群の抗菌薬治療― 抗菌薬適正使用の観点から (吉田 均)
かぜ症候群の保護者への説明と家庭での看護 (三浦義孝)
かぜ症候群と新生児 (吉永陽一郎)
米国におけるかぜ症候群の診療-病院 (齋藤昭彦)
米国におけるかぜ症候群の診療-診療所 (鈴木光明)
発熱リスク評価とHib・肺炎球菌ワクチンの必要性 (深澤 満)
Hibワクチン,肺炎球菌結合型ワクチン (深澤 満)
2章 かぜ症候群と関連疾患
鼻咽頭炎 (武内 一)
急性咽頭扁桃炎 (武内 一)
クループ症候群 (土田晋也)
急性中耳炎 (深澤 満)
急性副鼻腔炎 (草刈 章)
気管支炎,細気管支炎 (吉田 均)
3章 かぜ症候群とウイルス感染症
インフルエンザウイルス (崎山 弘)
パラインフルエンザウイルス (板垣 勉)
ヒトライノウイルス,ヒトコロナウイルス (浅村信二)
ヒトメタニューモウイルス (板垣 勉)
RSウイルス (植村幹二郎)
アデノウイルス (八若博司)
ヒトヘルペスウイルス6,7型 (柏木 茂)
エンテロウイルス (佐久間孝久)
EBウイルス (大賀正一,中本貴人)
麻疹,風疹,おたふくかぜ,水痘 (藤岡雅司)
4章 かぜ症候群と細菌感染症
マイコプラズマ (萩原啓二)
クラミジア (萩原啓二)
溶連菌 (河村一郎)
百日咳菌 (太田文夫)
肺炎球菌,インフルエンザ菌 (深澤 満)
5章 かぜ症候群と慢性疾患
呼吸器疾患,気管支喘息 (山本 淳)
神経・筋疾患 (小林 治)
内分泌・代謝疾患 (古藤しのぶ)
循環器疾患 (髙橋良明)
腎泌尿器疾患 (平岡政弘)
6章 かぜ症候群の合併症
肺炎,胸膜炎,膿胸 (黒崎知道)
無菌性髄膜炎,脳炎,脳症 (小林 治)
脳脊髄炎,末梢神経炎 (小林 治)
ウイルス性心筋炎 (矢嶋茂裕)
7章 かぜ症候群と鑑別を要する疾患
フォーカス不明の発熱,菌血症 (西村龍夫)
細菌性髄膜炎 (武内 一)
咽後膿瘍,扁桃周囲膿瘍 (土田晋也)
自己炎症性疾患 (高田英俊)
尿路感染症 (平岡政弘)
感染性胃腸炎 (渡部礼二)
川崎病 (矢嶋茂裕)
アレルギー性鼻炎,気管支喘息,慢性副鼻腔炎 (山本 淳)
リウマチ性疾患 (浅村信二)
付表
乳幼児の意識レベル判定法/川崎病診断の手引き
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.