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呼吸ケア・リハビリテーションは包括的チーム医療で行うといわれて久しい.臨床での呼吸ケアの需要は確実に高くなっており,現場のケアレベルの向上が急務の課題となっている.本書は,言語聴覚士のための呼吸ケアの入門書として,呼吸ケアの基本事項だけでなく,言語聴覚士が行う摂食・嚥下障害患者に対する呼吸ケアのポイントを簡潔にまとめており,学生にも臨床スタッフにも役立つ1冊となっている.
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目次
1章 言語聴覚士が行う呼吸リハビリテーション
1−1 呼吸リハビリテーション
はじめに—リハビリテーションとは
呼吸リハビリテーションとは
言語聴覚士と呼吸リハビリテーション
言語聴覚士が行う呼吸リハビリテーションの特徴
1−2呼吸リハビリテーションのニーズ
1−3 発話と呼吸
発話と呼吸の関係
発話と呼吸リハビリテーション
1−4 嚥下と呼吸
嚥下と呼吸の関係/嚥下時の呼吸
1−5誤嚥性肺疾患
誤嚥性肺疾患の分類
誤嚥性肺炎の診断
1−6 誤嚥性肺疾患とリハビリテーション
誤嚥性肺炎発症のバランス
発症のバランスから考える誤嚥性肺炎の予防
1−7 チーム医療
呼吸リハビリテーションのチーム
呼吸リハビリテーションチームにおける言語聴覚士の役割
2章 呼吸ケアのための基礎知識
2−1 呼吸不全とは
呼吸不全の定義と基準/呼吸困難(息切れ)
2−2 呼吸器の構造
胸郭と呼吸筋
気道と肺
2−3 肺機能
肺気量分画
%肺活量・1秒率・%1秒量
2−4 動脈血液ガス
分圧とは
動脈血液ガスからわかること
ガス交換障害
2−5 血液・生化学的検査
CRP
内臓蛋白
2−6 画像所見
胸部単純X線検査
コンピュータ断層撮影(CT)検査
2−7 薬物治療
気管支拡張薬
去痰薬
鎮咳薬
呼吸促進薬
ステロイド薬
抗アレルギー薬
強心薬
2−8 酸素療法・在宅酸素療法
酸素投与方法
在宅酸素療法
2−9 人工呼吸器
人工呼吸器とは
なぜ人工呼吸器が必要なのか
換気不全
従量式と従圧式
酸素化障害
換気経路の種類
在宅人工呼吸療法(HMV)
2−10 呼吸器疾患・障害
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
間質性肺炎(肺線維症)
気管支喘息
肺結核後遺症(陳旧性肺結核)
誤嚥性肺炎
神経筋疾患(ALS,DMD)
3章 呼吸リハビリテーション
3−1 呼吸リハビリテーションの概要
定義と概念
呼吸リハビリテーションの対象者
呼吸リハビリテーションの進め方
呼吸リハビリテーションの目的と効果・EBM
3−2 呼吸リハビリテーションチームの構成と役割
3−3 カンファレンス
3−4 患者指導
呼吸器疾患の基礎知識
自己管理と日常生活指導
薬物に関する指導
栄養に関する指導
心理的サポート
3−5 環境整備
環境整備のポイント
一般的な住環境整備
HOT患者の住環境整備
HMV患者の住環境整備
3−6 在宅プログラムとフォローアップ
継続のポイント
3−7 包括的呼吸リハビリテーションプログラムの実際
6週間呼吸リハビリテーションプログラム
2週間入院プログラム+訪問看護
4章 呼吸理学療法
4−1 呼吸理学療法とは
呼吸リハビリテーションと呼吸理学療法
呼吸理学療法の進め方
4−2 評価
医療面接・フィジカルアセスメント
運動耐容能・ADLとQOL・その他の検査と測定
ICFによる呼吸障害の捉え方
4−3 基本手技:コンディショニング
リラクセーション
呼吸法/呼吸練習
胸郭可動域トレーニング
排痰法(気道クリアランス法)
4−4 運動療法
運動療法の概念
運動処方とFITT
四肢体幹筋力トレーニング
筋力トレーニング
全身持久力トレーニング
呼吸筋トレーニング/ながいき呼吸体操
4−5 ADLトレーニング
ADLにおける呼吸困難
入浴動作における呼吸困難と対応
ADLトレーニングのポイント
4−6 在宅プログラム(フォローアップへ移行)
運動療法の簡素化/外来での運動療法
5章 言語聴覚士が行う呼吸リハビリテーションの実際
5−1 摂食・嚥下障害に対する呼吸リハビリテーションの特徴
誤嚥性肺疾患予防のための呼吸リハビリテーション
口から食べ続けるための呼吸リハビリテーション
5−2 呼吸の評価
視診
触診
聴診
5−3 誤嚥・誤嚥性肺疾患予防のための呼吸理学療法
深呼吸
呼吸のコントロール
咳嗽訓練
胸郭可動域トレーニング
5−4 誤嚥時の対処法—誤嚥を肺炎につなげないために
呼吸理学療法からのアプローチ
口腔ケアからのアプローチ
薬剤・ワクチンからのアプローチ
5−5 窒息時の対応
窒息の原因となる食物
窒息物の確認
固形物の窒息
流動物の窒息
5−6 呼吸リハビリテーションの実際
呼吸が浅く誤嚥性肺疾患を呈していた症例
唾液の不顕性誤嚥を呈していた症例
不顕性誤嚥の症例
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