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発達障害概念が広く知られるに従い、うつ病などで成人の精神医療を受けている人たちの中にも、広汎性発達障害が存在する例が増えてきている。それに伴い、成人を診る一般の精神科医にとっても、発達障害の診断や対応ができることが必須となってきている。本書では、成人期になって顕在化してくる広汎性発達障害について、その理解と援助の実際を第一線で活躍の著者が詳述した。
目次
Ⅰ 総論
1.成人期の発達障害について考える (青木省三)
2.成人期の広汎性発達障害とは何か (滝川一廣)
3.成人期の広汎性発達障害の診断 (宇野洋太,内山登紀夫)
4.「発達障害ではないか」と受診してくる成人たち (太田晴久,湯川慶典,加藤進昌)
5.生物学的研究から (加藤元一郎)
6.長期経過・長期予後 (中根 晃)
7.発達障害当事者から-あふれる刺激ほどける私 (綾屋紗月)
8.発達障害当事者から-大人として生きるということ (ニキリンコ)
Ⅱ 従来の精神疾患との関連
1.統合失調症 (吉川 徹)
2.うつ病 (阿部隆明)
3.双極性障害 (義村さや香,十一元三)
4.摂食障害 (山下 洋)
5.強迫性障害 (山下陽子)
6.解離性障害・転換性障害 (松井裕介,田中 究)
7.パーソナリティ障碍 (加藤 敏)
Ⅲ さまざまな援助
1.大学生への援助 (川瀬英理,片岡 聡,佐々木司)
2.デイケア (岡田 俊)
3.当事者支援 (田井みゆき)
4.グループ療法 (辻井正次,森 一晃,加藤幹紀)
5.当事者グループ (石井哲夫)
6.発達障害の神経作動特性(≒神経過敏+切替困難)へのアプローチ (三好 輝)
7.薬物療法 (太田豊作,飯田順三)
8. 私の精神療法的アプローチ-「生き方サポート」「生き方訓練」から始める精神療法的アプローチ (宮川香織)
9.私の精神療法的アプローチ-精神科医の総合診療 (井原 裕)
10.私の精神療法的アプローチ-広汎性発達障害への精神療法 (村上伸治)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.