小 計 | 0 円 | ||
消費税 | 0 円 | ||
合 計 | 0 円 |
「依存」概念の中核を成す<アルコール・薬物依存>の、疫学、病態、治療について、広く心理社会的、生物学的観点から、その実際を詳述した。また、放火癖や窃盗癖などの「衝動制御障害」についても、嗜癖と強迫行動の観点から、ギャンブル依存など、最近、注目されている病態を中心にまとめた。「依存症・衝動制御障害の治療」に携わる専門家の臨床知・経験知が一堂に会した1冊である。
目次
Ⅰ 物質依存
1.物質依存の概念(ICD,DSMなど) (中山秀紀,樋口 進)
2.わが国の物質乱用・依存の疫学と動向 (和田 清,尾崎 茂,近藤あゆみ,嶋根卓也)
Ⅱ 依存の神経生物学
1.物質依存の神経化学と薬理 (秋山一文,齋藤 淳,倉冨 剛)
2.物質依存の神経画像-PETを用いた研究 (前田 純,須原哲也)
Ⅲ 依存の心理・社会的背景
1.キャンパスにおける薬物汚染と大学生の心性 (飯田紀彦,河原みどり)
2.依存と家族 (谷 直介,山田美和,加嶋晶子)
Ⅳ アルコール依存
1.薬物療法 (齋藤利和,吉永敏弘)
2.心理社会的治療 (後藤 恵)
Ⅴ 薬物依存
1.覚せい剤依存症の治療 (小沼杏坪)
2.有機溶剤依存の治療 (福居顯二)
3.抗不安薬・睡眠導入薬依存の治療 (西村伊三男)
4.心理社会的治療 (松本俊彦)
5.地域生活支援 (山野尚美)
Ⅵ 依存から衝動制御障害へ
1.衝動制御の概念 (正木大貴)
2.衝動性の神経生物学 (土田英人)
Ⅶ 衝動障害
1.病的ギャンブリング (森山成杉木)
2.インターネット依存,携帯電話依存,買い物依存 (古橋忠晃)
3.過食 (水原祐起,和田良久)
4.リストカット (和田良久)
5.虐待 (崔 炯仁)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.