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全身性エリテマトーデス,全身性強皮症,皮膚筋炎を中心に,膠原病診療の知識を詳述.また各疾患の特徴的な皮膚症状をカラー写真でわかりやすく解説.
さらに抗核抗体の読み方やそれぞれの膠原病で検出される自己抗体など,病態についての免疫学的な知識から,B細胞をターゲットにした最新の治療法まで網羅.
他科を先導し膠原病診療を積極的に進める皮膚科医必携の一冊.
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目次
Ⅰ 抗核抗体
1.抗核抗体の読み方 (長谷川 稔)
Ⅱ Raynaud症状
2.Raynaud症状:その症状と原因 (玉木 毅)
Ⅲ 全身性エリテマトーデス
3.SLEの概念,疫学,診断基準 (神田奈緒子)
4.SLEの病因には何が考えられるか (神田奈緒子)
5.エリテマトーデスの皮疹と病型の関連性 (土田哲也)
6.SLEでみられる皮膚病変 (土田哲也)
7.SLEに伴う全身症状 (池田高治)
8.SLEの診療に役立つ自己抗体,検査異常 (玉城善史郎)
9.皮疹の病理組織学的所見,ループスバンドテストとその意義 (古川福実)
10.SLEの重症度評価と活動性評価 (衛藤 光)
11.SLEに対する治療と生活指導,予後と死因 (衛藤 光)
12.B細胞をターゲットにした治療はSLE に有効か (簗場広一)
13.SLEの疾患感受性遺伝子にはどのようなものがあるか (土屋尚之)
14.アポトーシスとSLE 発症に関連性はあるか (古川福実)
15.SLEではT細胞にシグナル異常があるか (津坂憲政)
16.マウスでSLE 皮疹を誘発することができるか (古川福実)
Ⅳ 円板状エリテマトーデス
17.円板状エリテマトーデスの診療のために必要な知識 (石黒直子)
Ⅴ 亜急性皮膚エリテマトーデス
18.亜急性皮膚エリテマトーデスとはどのような疾患か (衛藤 光)
Ⅵ エリテマトーデス類縁疾患
19.深在性エリテマトーデスとはどのような疾患か (玉城善史郎)
Column【症例紹介】 深在性エリテマトーデス (玉城善史郎)
20.結節性皮膚ループスムチン症とはどのような疾患か (神田奈緒子)
21.新生児エリテマトーデスについての必要な知識 (臼田俊和)
22.水疱性エリテマトーデスとはどのような疾患か (石川 治)
23.凍瘡様ループスとはどのような疾患か (石黒直子)
24.薬剤誘発性ループスとはどのような疾患か (濱口儒人)
25.lupus erythematosus tumidus とはどのような疾患か (吉崎 歩)
Ⅶ 全身性強皮症
26.全身性強皮症の概念と疫学,病因(1) 自己免疫 (藤本 学)
27.全身性強皮症の病因(2) コラーゲン代謝,TGF^β異常 (浅野善英)
28.全身性強皮症の病因(3) 血管障害,血管内皮前駆細胞異常 (桑名正隆)
29.全身性強皮症の診断基準,病型分類 (神人正寿)
30.全身性強皮症に伴う皮膚病変 (竹原和彦)
31.全身性強皮症に伴う全身症状 (山本俊幸)
32.診療に役立つ自己抗体:病型との関連性 (浅野善英)
33.スキンスコア,病理組織所見,内臓病変の検査所見 (神人正寿)
34.Raynaud症状,難治性潰瘍の治療法 (小川文秀)
35.皮膚硬化に対する治療法 (原 肇秀)
36.間質性肺炎の活動性評価と活動性間質性肺炎の治療法 (小川文秀)
37.肺高血圧症,強皮症腎クリーゼなどの内臓血管病変の治療法 (遠藤平仁)
38.リハビリテーション,生活指導 (麦井直樹)
39.全身性強皮症の病型別の自然経過と予後 (神人正寿)
40.全身性強皮症の疾患感受性遺伝子にはどのようなものがあるか (土屋尚之)
41.B細胞をターゲットにした治療は全身性強皮症に有効か (簗場広一)
42.抗線維化作用が期待される新規治療法 (吉崎 歩)
43.全身性強皮症の動物モデル (室井栄治)
Ⅷ 限局性強皮症
44.限局性強皮症の概念・疫学・鑑別診断 (尹 浩信)
45.限局性強皮症の病型分類とその臨床症状 (尹 浩信)
46.限局性強皮症で認められる免疫学的異常 (松下貴史)
47.限局性強皮症で行うべき検査,治療と予後・経過 (尹 浩信)
Ⅸ 強皮症類縁疾患
48.深在性モルフェアとはどのような疾患か (久保正英)
49.好酸球性筋膜炎についての必要な知識 (原 肇秀)
50.結節状強皮症とはどのような疾患か (室井栄治)
51.職業性強皮症はどのような化学物質で生じるのか (山本俊幸)
52.強皮症は薬剤によって誘発されることがあるか (簗場広一)
53.GM-like SScとはどのような疾患か (石川 治)
54.硬化性萎縮性苔癬とはどのような疾患か (原 肇秀)
Ⅹ 皮膚筋炎
55.皮膚筋炎の概念・疫学・病因・診断基準 (室 慶直)
56.皮膚筋炎の皮膚症状,皮膚病理組織所見 (室 慶直)
57.皮膚筋炎の全身症状と必要な検査,悪性腫瘍の合併 (沢田泰之)
58.amyopathic DMの診断・臨床的意義・予後 (室井栄治)
59.抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体症候群 (小川文秀)
60.皮膚筋炎で検出される自己抗体(抗ARS 抗体を除く) (藤本 学)
61.皮膚筋炎の治療・経過・予後 (沢田泰之)
Ⅺ Sjögren症候群
62.Sjögren症候群の概念・疫学・病因 (小寺雅也)
63.Sjögren症候群の臨床症状と病理組織所見 (小寺雅也)
64.Sjögren症候群の診断基準・検査・治療・予後と経過 (小寺雅也)
Ⅻ 関節リウマチ
65.関節リウマチに伴う皮膚病変 (池田高治)
ⅩⅢ 混合性結合組織病
66.混合性結合組織病についての必要な知識 (濱口儒人)
ⅩⅣ オーバーラップ症候群
67.オーバーラップ症候群とはどのような疾患か (玉城善史郎)
Column【症例紹介】 オーバーラップ症候群 (玉城善史郎)
ⅩⅤ 成人Still病
68.成人Still病とはどのような疾患か (川上民裕)
ⅩⅥ ヒトアジュバント病
69.ヒトアジュバント病についての必要な知識 (玉城善史郎)
Column【症例紹介】 ヒトアジュバント病 (玉城善史郎)
ⅩⅦ 抗リン脂質抗体症候群
70.抗リン脂質抗体症候群の概念・疫学・病因 (濱崎洋一郎)
71.抗リン脂質抗体症候群で検出される自己抗体 (長谷川 稔)
72.抗リン脂質抗体症候群の臨床症状・検査所見 (濱崎洋一郎)
73.抗リン脂質抗体症候群の診断基準・治療・予後と経過 (長谷川 稔)
74.劇症型抗リン脂質抗体症候群の病態・診断・治療 (長谷川 稔)
ⅩⅧ Behçet病
75.Behçet病の概念・疫学・病因 (相馬良直)
76.Behçet病に伴う皮膚症状と皮膚病理組織所 (相馬良直)
77.Behçet病にみられる全身症状と必要な検査 (相馬良直)
78.Behçet病の診断基準・鑑別・治療・経過と予後 (川上民裕)
ⅩⅨ 血球貪食症候群
79.血球貪食症候群の病態と治療 (長谷川 稔)
ⅩⅩ 膠原病の新規治療
80.抗TNF-α療法 (松下貴史)
81.抗IL-6受容体抗体 (吉崎 歩)
82.抗副刺激分子療法 桑名正隆 341
83.B細胞をターゲットとした治療の種類と効果 (濱口儒人)
84.造血幹細胞移植 (吉崎 歩)
85.免疫グロブリン大量静注療法 (吉崎 歩)
References
Index
Nakayama Shoten Co., Ltd.