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2014年,本シリーズがスタートする際に「スーパー総合医」とは「外来から在宅医療まで,十分な経験を持ち,科にとらわれず大局的な見地で行動できるすぐれた医師」であると定義した.
シリーズ完結となる10冊目の本書では,51名の「スーパー総合医」が,自らの豊富な経験を元にさまざまな視点から,総合診療医として診療・教育・研究において果たすべき役割や今後の展望について詳述している.
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目次
1章 われわれはどんな医者なのか?
総合診療医とは何か (名郷直樹)
実地医家とはどんな医者か (石橋幸滋)
家庭医とはどんな医者か
診療所から-学術的考察を中心に (岡田唯男)
family physician(家庭医)としてのチャレンジング (涌波 満)
診療所,介護老人保健施設での診療を通じて地域包括ケアシステム構築に貢献 (横田修一)
私が家庭医としてこだわっていること-健康格差と健康の社会的決定要因 (西村真紀)
診療所医師としてのこれまでとこれから (松村真司)
地域で活躍する家庭医の研究と教育は大学から (竹村洋典)
家庭医の果たす役割と育成のための大学の役割 (吉村 学)
大学で活躍する総合診療医 (前野哲博)
アカデミック家庭医の役割 (葛西龍樹)
病院総合医とはどんな医者か
病院総合医の立ち位置をめぐって (松村理司)
日本型ホスピタリストとは-病院総合系医師の能力と役割 (徳田安春)
病院を基盤とする総合診療医 (石丸裕康)
大学病院の総合外来を中心とした病院総合医-千葉大学総合診療科 (塚本知子,生坂政臣)
病院総合医に求められるものとは (鈴木富雄)
在宅専門医とはどんな医者か
在宅医療における医師の役割 (高瀬義昌)
在宅医療の現状と求められること (佐々木淳)
家庭医療専門医とはどんな医者か
都市型病院家庭医としての歩みと現状 (平山陽子)
地域全体の調和を目指して (井階友貴)
中山間へき地で働く医者の場合 (佐藤 誠)
すべての問題に対応することで地域を支える (金子一明)
自治医大卒業生から-私はどんな医者か[診療所から]
めざすものは「普通の家庭医」 (雨森正記)
神島が専門の医者屋 (奥野正孝)
地域に「寄りそ医」25年,地域こそがわがアイデンティティ (中村伸一)
自治医大卒業生から-私はどんな医者か[病院から]
診察室の外で「私の8年の法則」 (後藤忠雄)
地域で医療を行う医者として (丹羽治男)
へき地勤務で得た教訓について (仲田和正)
自治医大卒業生から─私はどんな医者か[大学から]
私が目指す総合診療 (山本和利)
自治医科大学そして地域医療とともに歩んだ医師人生を振り返って (梶井英治)
3学会合併の経緯
日本プライマリ・ケア学会とともに歩んで (前沢政次)
地域総合医というあり方-3学会合同の議論からみえてきたこと (小泉俊三)
日本家庭医療学会と総合診療医の将来 (山田隆司)
家庭医制度が頓挫するまで (岩﨑 榮)
専門医としての総合診療医にいたる道のり (草場鉄周)
2章 われわれの診療
大学附属病院での診療 (松村正巳)
病院での診療-柔軟かつ多様な視点とは (榛葉 誠)
診療所での診療-地域にあって取り組むべきこと (大橋博樹)
在宅での診療-患者のテリトリーに入れていただく (鶴岡優子)
総合診療におけるEBMの活用 (南郷栄秀)
患者中心の医療の方法-「病い」はどのようにつくられたのか (福士元春)
家族志向型アプローチ-5段階モデルと3つの場面を意識した対応 (松下 明)
3章 われわれの教育
大学の総合診療医と学生教育 (阿波谷敏英)
診療所で医学生を教育する-診療参加型実習プログラムの進め方 (菅波祐太)
初期臨床研修医教育における地域医療研修 (井上陽介)
日本型総合診療専門医の育成のあり方 (伴信太郎)
4章 われわれの研究
臨床研究-どう実践するか (尾藤誠司)
総合診療,プライマリ・ケアにおける臨床研究指導 (松島雅人)
臨床研究-質的研究の意義と実施方法 (青松棟吉)
臨床研究-どのように実践しているか (金子 惇)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.