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いまや転換期を迎えつつあるメンタルクリニックのこれまでの歴史を振り返り,次に大都市と地方都市での現状と課題を知る.
それらを全国の地域ごとに掘り下げ,さらに各界の識者や当事者からの所感や考察も織り交ぜながら,これからのメンタルクリニックのあり方や役割を考える.
特別付録として「開業までに必要な手続き」,「お薦め文献集」,シリーズ全体の「執筆者索引」を付した最終巻.
特別付録 本シリーズ編集委員“味読・熟読”お薦め文献集
特別付録 本シリーズ執筆者一覧
目次
Ⅰ 精神科クリニックの歴史
A メンタルクリニックの歴史
1 メンタルクリニックの歴史:総論 (小俣和一郎)
2 日本の精神科診療所の地域ケアの歴史を振り返る-多機能型精神科診療所の発展を軸に (窪田 彰)
B 先達の著作を読み解き,読み継ぐ-代表作3篇をめぐる往復書翰
1 浜田 晋の姿勢 (徳永 進,小林一成)
2 藤澤敏雄著『精神医療と社会』をめぐって (浅野弘毅,森山公夫)
3 生村吾郎を読む (岩尾俊一郎,高木俊介)
エッセイ クリニックおぐらの要覧(小倉 清)
エッセイ クリニックから考えたこと(墨岡 孝)
エッセイ 日本の外来治療における比較精神医学(中久喜雅文)
エッセイ 開業当時から現在までの所感(髙桑光俊,山田真弓)
Ⅱ 精神科クリニックの現状と課題
1 精神科クリニックの現状と課題―大都市の場合(1) (紫藤昌彦)
2 精神科クリニックの現状と課題―大都市の場合(2) (西松能子)
3 精神科クリニックの現状と課題―地方都市の場合(1) (白潟光男)
4 精神科クリニックの現状と課題―地方都市の場合(2)~沖縄県での経験から (山本和儀)
5 外来臨床精神医学の現状と課題 (鈴木二郎)
6 精神医学の行方 (小俣和一郎)
7 精神科クリニックは“こころの問題”に寄り添えているのか (泉谷閑示)
エッセイ メンタル労災を防ぐために精神科医ができること (神山昭男)
エッセイ クリニックでの診断書をめぐる注意点-患者や行政とのトラブルを避ける対処法 (古谷和久・島戸圭輔)
エッセイ 多次元精神医学の展開 (高井昭裕)
エッセイ 西多摩の診療所にて-振り返ればずっと地域精神医療 (中野和広)
エッセイ アドラーと吉田脩二 (古沢信之)
エッセイ IoB時代の精神科医 (松﨑博光)
エッセイ オートバイによる精神科往診の愉しみ (倉重真明)
Ⅲ 地域ごとの精神科クリニックの歴史~現状~これから
1 北海道の精神科診療所 (長谷川直実)
2 埼玉県の精神科クリニック-歴史~現状と課題 (佐藤順恒)
3 静岡県の精神科クリニック (岡本典雄)
4 近畿の精神科クリニックの歴史と現状 (堤 俊仁,辻本士郎,稲田善紀)
5 九州精神神経科診療所協会(九精診)の歴史 (丸野陽一,後藤英一郎,諸隈啓子,川口 哲,本島昭洋,挾間直己,水野智秀,三月田洋一)
Ⅳ 「こころの健康と不調」~「精神医療」を考える-さまざまな立場からの所感と考察
1 Kさんとの対話 (池内 紀)
2 人類学の立場から (尾本恵市)
3 際のふちを,ゆっくり歩きつづけること (鬼海弘雄)
4 精神栄養学の立場から (功刀 浩)
5 宗教学の立場から-不安と自由 (島薗 進)
6 多文化・移住化時代におけるメンタルクリニックのすがた (下地明友)
7 「新しい精神の科学」とこれからの精神科臨床-われわれはどう生きるか? (豊嶋良一)
8 人生相談の立場から (野村総一郎)
9 スピリチャル・ケアの立場から (平岡 聡)
10 中世の日本人にみる不安と癒し-歴史学の立場から (本郷恵子)
11 「異常」とは何か-児童虐待と性的傾向抑圧の観点から (安冨 歩)
12 解剖学の立場から (養老孟司)
13 当事者の立場から(1) (奥山 功)
14 当事者の立場から(2)-ぶっ飛び解体新書 (渡部耕治)
Ⅴ 特別付録
1 精神科開業までに必要な手続き (石井一平)
2 本シリーズ編集委員“味読・熟読”お薦め文献集 (原田誠一)
3 本シリーズ執筆者一覧
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