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婦人科の病理検体は消化管検体に次ぐ数を占める施設が多いにもかかわらず,腫瘍の種類が多いうえに,分野独特の考え方や命名法があるため,必要以上に難しく感じられる.
本書では異名のある疾患名は併記したり,現場での慣行を踏まえた用語を使用し,この分野の初学者にもわかりやすい編集を意識している.
癌診療に携わる病理医はもちろん外科医など関係するすべての医療関係者に必携の書!
目次
1章 病理診断の流れとポイント
婦人科腫瘍の診断 (本山悌一)
2章 診断のための基本知識
画像診断 (今岡いずみ,福井秀行,村上卓道)
細胞診断 (杉山裕子)
免疫組織化学的マーカー (安田政実)
子宮頸癌の病理診断と治療 (西野幸治,榎本隆之)
子宮体癌の病理診断と治療 (齋藤文誉,田代浩徳,片渕秀隆)
卵巣癌の病理診断と治療 (小島淳美,杉山 徹)
3章 子宮腫瘍の概要と鑑別診断
子宮頸部扁平上皮癌と関連病変 (柳井広之)
子宮頸部腺癌と関連病変 (森谷鈴子)
子宮頸部腺扁平上皮癌,腺様基底細胞癌および腺様嚢胞癌 (大石善丈)
子宮頸部神経内分泌腫瘍 (大石善丈)
子宮内膜癌と関連病変 (清川貴子)
子宮内膜間質肉腫と関連病変 (高澤 豊)
平滑筋肉腫と関連病変 (本山悌一)
悪性上皮性・間葉性混合腫瘍と関連病変 (若狭朋子)
絨毛性疾患 (福永真治)
その他の原発性子宮腫瘍と転移性子宮腫瘍 (渡邊麗子)
4章 卵巣腫瘍の概要と鑑別診断
上皮性腫瘍(表層上皮性間質性腫瘍)
漿液性癌と関連病変 (三上芳喜)
粘液性癌と関連病変 (長坂徹郎)
類内膜癌と関連病変 (和仁洋治)
明細胞癌と関連病変 (棟方 哲)
悪性ブレンナー腫瘍と関連病変 (名方保夫,吉安加奈子,村越 誉)
胚細胞腫瘍 (加藤哲子)
性索間質性腫瘍 (前田大地,木藤正彦)
その他の原発性卵巣腫瘍と転移性卵巣腫瘍 (佐藤勇一郎)
5章 卵管・広間膜腫瘍の概要と鑑別診断
卵管・広間膜腫瘍 (笹島ゆう子)
6章 腟・外陰腫瘍の概要と鑑別診断
腟・外陰腫瘍 (寺本典弘)
7章 病理検体の取り扱い
子宮検体 (清川貴子)
卵巣・卵管,外陰,腟検体 (三上芳喜)
8章 症例の実際
症例1 子宮頸部に主座を置く類上皮性トロホブラスト腫瘍 (刑部光正)
症例2 ホルモン活性を示した子宮内膜小細胞型神経内分泌癌 (梶原 博,佐藤温洋,平澤 猛)
症例3 非浸潤性インプラントを繰り返す卵巣漿液性境界悪性腫瘍 (手島伸一,岸 宏久,新野 史)
症例5 多彩な上皮の増殖からなる卵巣の混合性上皮性腫瘍 (浦野 誠,北川 諭,黒田 誠)
参考文献
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.