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病理診断における皮膚疾患の検体数は,さまざまな臓器のなかでもトップクラスであり,また腫瘍性疾患の種類が多いうえに炎症性疾患も多様で,命名のしかたも独特なため,専門でない病理医にとっては全体を把握しにくい分野である.本書では,「病理診断プラクティス」のコンセプトに則り,この複雑な皮膚腫瘍病理を簡潔に分類・解説する.既刊同様,診断フローチャートを駆使して,確定診断にいたる道筋を示す.
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目次
1章 病理診断の流れとポイント (清水道生)
2章 診断のための基本知識
皮膚腫瘍の免疫組織化学 (永田耕治)
ダーモスコピー (土田哲也)
皮膚科領域の画像診断 (吉川周佐)
皮膚悪性腫瘍の病期分類 (緒方 大)
皮膚悪性腫瘍の治療 (緒方 大)
3章 皮膚腫瘍の概要と鑑別診断
表皮系腫瘍
良性病変 (後藤啓介)
前癌症および悪性病変 (横山繁生,西田陽登,駄阿 勉)
悪性病変 (塩見達志)
付属器系腫瘍
毛包系腫瘍 (安齋眞一)
脂腺系腫瘍 (山元 修)
汗腺系腫瘍 (阿部佳子,新井栄一)
メラノサイト系腫瘍
良性病変 (伊東慶悟)
悪性黒色腫 (都築豊徳)
間葉系腫瘍
線維性・線維組織球性腫瘍 (藤本正数,村田晋一)
脂肪性・筋性腫瘍 (松山篤二)
血管性腫瘍 (福本隆也)
神経系,軟骨・骨形成性腫瘍 (廣瀬隆則)
リンパ・組織球・造血系腫瘍
偽リンパ腫 (新井栄一)
皮膚B 細胞性悪性リンパ腫 (新井栄一)
原発性皮膚T細胞性悪性リンパ腫 (中塚伸一)
non-lymphoid病変 (濱田利久)
転移性腫瘍 (上原慶一郎,清水道生)
4章 病理検体の取り扱い
皮膚の病理検体の取り扱い (三浦圭子)
5章 症例の実際
症例1 汗孔癌の鑑別 (安齋眞一)
症例2 keratoacanthomatous lesionの鑑別 (三砂範幸)
症例3 Spitz母斑の鑑別 (泉 美貴,大原國章)
症例4 verrucous carcinomaとその鑑別 (寺木祐一)
症例5 atypical fibroxanthomaとその鑑別 (田中麻衣子)
症例6 木村病,好酸球性血管リンパ球増殖症(類上皮血管腫)の鑑別 (寺本祐記,桜井孝規)
症例7 紡錘形細胞脂肪腫(粘液型)とその鑑別 (多田豊曠,福嶋麻由,土田 孝)
参考文献
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.