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脳解剖学者として名高い著者が,1955~1957年の仏留学中に体験した出来事・交友録などを克明に記した日記.「戦後10年」という復興途上の時期にヨーロッパに渡った青年が,脳解剖学を学ぶ者として,医師として,また日本人として,何を見て何を感じたかが生き生きとした筆致で綴られる.巻末には愛弟子の岩田誠(女子医大名誉教授)による「萬年甫 小伝」のほか,著者をよく知る18名のエッセイを掲載.
萬年 甫(まんねん はじめ)
1923(大正12)年千葉県市川市に生まれる.
1947年東京大学医学部卒.
1948年東京大学医学部附属脳研究施設で研究を始める.
1954年東京大学大学院特別研究生の前期および後期課程を終了,東京大学助手.
1955~1957年フランス政府給費留学生として滞仏.
1957年東京大学講師.
1959年同大学助教授.
1960年東京医科歯科大学医学部助教授.
1963年同大学教授.
1989年同大学を定年退官し,名誉教授.昭和大学歯学部客員教授.東邦大学医学部客員教授.脳解剖学専攻.
2011年12月27日逝去.
関連書籍
目次
序 『滞欧日記1955-1957』刊行にあたって (村上陽一郎)
渡航 スエズ運河ルート
観察 パリ
発見 パリ
啓示 スペイン
探究 パリ
見聞 北欧・オランダ・ベルギー
構築 パリ
検証 ドイツ・スイス・オーストリア・イタリア
収穫 パリ
帰還 喜望峰ルート
萬年甫 滞欧503日間の足跡
往復の航路図
パリの地図
フランス国外の旅
萬年甫 小伝 (岩田 誠)
追想
(二宮フサ)
(鈴木道彦)
(大塚正徳)
(野見山暁治)
(田中元治)
(渡辺悌吉)
(大島重夫)
(淺見一羊)
(森岡恭彦)
(岩田 誠)
(生田房弘)
(和氣健二郎)
(平山廉三)
(清野三千子)
(佐藤二美)
(塚本哲也)
(平田 宏)
(萬年 徹)
あとがきにかえて (萬年直子)
あとがき 刊行あたり (平田 直)
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