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作業療法の主な対象である運動器疾患や神経疾患に加えて、呼吸器や循環器疾患、糖尿病などの代謝疾患(内部障害)を併せもつ患者に遭遇する機会が増えている。
本書では、作業療法士がなぜ内部障害を学ぶ必要があるのか、内部障害を理解するうえで必要な解剖・生理・病態の基本知識から作業療法介入の実践方法、リスク管理などを解説した。
作業療法士に求められる内部障害の知識・技術をまとめた1冊
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目次
LECTUE 1 内部障害作業療法総論-内部障害の概念と内部障害作業療法の必要性の理解 (野田和惠)
1.内部障害の定義
2.日本における内部障害および糖尿病の現状
3.内部障害の病態と作業療法の役割
4.保健医療に関する施策と内部障害リハビリテーションの現状
5.作業療法士が呼吸・循環・代謝(内部障害)を学ぶ必然性
6.包括的リハビリテーションと多職種との協働
Step up
1.内部障害作業療法の効果
2.身体障害者手帳と障害等級
LECTURE 2 呼吸(1)-解剖・生理・病態 (石川 朗)
1.呼吸器系の解剖学
2.呼吸器系の生理学
3.呼吸不全の定義と基準
4.代表的な呼吸器疾患・呼吸器関連疾患の病態
Step up
1.体表解剖と肺区域の理解
2.桂歌丸師匠とCOPD 啓発プロジェクト
LECTURE 3 呼吸(2)-評価 (石川 朗) 1.呼吸リハビリテーションにおける評価の目的
2.進め方と評価項目
3.医療面接
4.身体所見
5.運動耐容能
6.ADL,QOL
7.栄養
8.画像所見
9.その他の検査と測定
Step up
1.国際生活機能分類(ICF)による呼吸障害のとらえ方
2.運動耐容能の評価指標
LECTURE 4 呼吸(3)-呼吸リハビリテーションの概要 (石川 朗)
1.呼吸リハビリテーションの概要
2.コンディショニング
3.運動療法
4.ADL トレーニング
5.栄養指導と食事療法
6.患者指導(セルフマネジメント教育)
7.心理的サポート
8.環境整備
Step up
身体活動
LECTURE 5 呼吸(4)-作業療法 (山口卓巳)
1.呼吸器疾患患者に作業療法士がかかわる意義
2.呼吸器疾患に対する作業療法評価の流れ
3.呼吸器疾患に対する作業療法評価の実際
4.呼吸器疾患に対する作業療法介入の実際
Step up
1.チーム医療
2.運動耐容能と身体活動量
LECTURE 6 呼吸(5)-酸素療法,人工呼吸療法,薬物療法 (玉木 彰)
1.酸素療法
2.在宅酸素療法
3.作業療法中における酸素吸入の意義と効果
4.人工呼吸療法
5.在宅人工呼吸療法
6.呼吸リハビリテーションにおける薬物療法の意義
Step up
1.鼻カニュラから吸入する酸素濃度と呼吸の深さの関係
2.薬物療法と運動療法の併用
LECTURE 7 呼吸(6)-吸引 (玉木 彰)
1.吸引の意義および注意点
2.作業療法士の吸引に対する許可の経緯
3.吸引のための基礎知識
4.吸引の実際
Step up (石川 朗)
1.医療機関における院内感染対策
2.手指衛生(手洗い)の方法
LECTURE 8 循環(1)-バイタルサインとBLS/AED (内田智子)
1.バイタルサインの概略
2.バイタルサイン各論
3.BLS(一次救命処置)
Step up
1.救命の連鎖
2.AED使用の重要性
LECTURE 9 循環(2)-病態・心電図 (井澤和大,木村雅彦)
1.虚血性心疾患の病態
2.心電図
Step up
1.患者教育と疾病管理
2.心電図(伝導障害と補充調律)
LECTURE 10 循環(3)-心臓リハビリテーションの概要 (生須義久)
1.心臓リハビリテーションの歴史
2.心臓リハビリテーションとは
3.心臓リハビリテーションの時期区分
4.心臓リハビリテーションの効果
5.心臓リハビリテーションの対象疾患
6.標準的な心臓リハビリテーションプログラム
7.心臓リハビリテーションと作業療法
Step up
1.心不全と体組成
2.心不全のおける骨格筋の変化
3.骨格筋の変化の原因
4.心不全と体重
5.加齢や慢性疾患に伴う身体的変化
LECTURE 11 循環(4)-心臓リハビリテーションにおけるリスク層別化 (生須義久)
1.リスクマネジメント
2.リスクの層別化
3.情報収集
4.フィジカルアセスメント
5.症状や病態の評価
6.冠危険因子
7.心不全の増悪因子
Step up
1.至適運動強度・活動強度
2.METs(代謝当量)
LECTURE 12 代謝(1)-栄養管理と血糖コントロール (木村雅彦)
1.栄養管理の基礎
2.血糖のコントロールと糖尿病
Step up
1.さまざまな栄養障害の概念
2.低血糖時の対処
LECTURE 13 代謝(2)-糖尿病合併症 (髙瀨一輝)
1.糖尿病合併症(急性合併症と慢性合併症)
2.急性合併症
3.慢性合併症
4.糖尿病患者に対する作業療法
5.これからの糖尿病患者に対する作業療法
Step up
1.糖尿病と認知機能
2.糖尿病の自己管理:インスリン自己注射
LECTURE 14 内部障害作業療法の実際(1)-呼吸器疾患 (山口卓巳,渡邊雄介)
1.COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者への作業療法の実際
2.間質性肺炎患者への作業療法の実際
3.誤嚥性肺炎患者への作業療法の実際
4.ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者への作業療法の実際
5.脳性麻痺患者への作業療法の実際
Step up
シームレスな介入
LECTURE 15 内部障害作業療法の実際(2)-循環・代謝疾患 (生須義久)
1.心不全患者への作業療法の実際
2.心臓手術後患者への作業療法の実際
3.糖尿病に伴う下肢動脈閉塞症患者への作業療法の実際
Step up
作業療法を行ううえで参考となる指標
巻末資料
TEST 試験 (野田惠子)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.