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眼表面の層別診断(TFOD)と層別治療(TFOT)という新概念によってパラダイムシフトが生じているドライアイ診療と,DCR(涙囊鼻腔吻合術)鼻内法や涙道内視鏡の導入で治療の急速な進歩がみられている涙道疾患をとりあげ,各疾患のエキスパートが,最新の診断基準やガイドラインをふまえてわかりやすく解説.
「涙」の問題の解決に向けて,読者を正しくナビゲートしてくれる1冊!
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目次
Chapter 1 総論
1.1 涙腺 (平山雅敏)
1.2 涙液層 (内野裕一)
1.3 角膜知覚神経と涙液分泌 (田川義晃)
COLUMN TRPM8と涙液分泌
COLUMN ソフトコンタクトレンズの乾燥感
1.4 瞬目と涙液動態 (渡辺彰英)
1.5 涙道の解剖 (廣瀬浩士)
Chapter 2 ドライアイ(1)定義・診断基準,検査
2.1 定義と診断基準,ドライアイのサブタイプ (堀 裕一)
2.2 問診,自覚症状の評価 (梛野 健,猪俣武範)
2.3 BUTとNIBUT (糸川貴之,鈴木 崇)
2.4 BUPとTFOD (加藤弘明)
2.5 角膜・結膜上皮障害の評価 (山口昌彦)
2.6 涙液検査 (宇都宮嗣了)
2.7 ドライアイと視機能 (海道美奈子)
Chapter 3 ドライアイ(2)治療
3.1 TFOD/TFOTについて (横井則彦)
3.2 ジクアホソル点眼 (島﨑 潤)
3.3 レバミピド点眼 (吉川大和)
3.4 ヒアルロン酸,人工涙液 (前原紘基)
3.5 抗炎症治療,内服薬 (川島素子)
3.6 涙点閉鎖,涙点プラグ (小室 青)
ADVICE 肉芽ができたときの対処法(PPL プラグ法)
Chapter 4 ドライアイ(3)ドライアイと関連する疾患
4.1 マイボーム腺機能不全(MGD) (有田玲子)
4.2 コンタクトレンズ不耐症(CLD) (高 静花)
COLUMN 所変われば感覚も違う
COLUMN 微妙な翻訳の違いって?
4.3 神経障害性眼疼痛(NOP) (内野美樹)
4.4 ドライアイ類縁疾患 (田 聖花)
4.5 アレルギー性結膜疾患とドライアイ (福田 憲)
TOPICS 新規アレルギー治療薬によるドライアイ
Chapter 5 ドライアイ(4)ドライアイと間違えやすい疾患
5.1 薬剤毒性角膜症 (難波広幸)
5.2 眼瞼けいれん (細谷友雅)
TOPICS ボツリヌス治療による涙液異常の改善
5.3 マイボーム腺炎角結膜上皮症 (鈴木 智)
Chapter 6 涙道疾患(1)定義・診断基準,検査
6.1 流涙症の定義と診断の進め方 (白石 敦)
6.2 問診 (今野公士)
6.3 涙管通水検査 (植田芳樹)
6.4 涙液メニスカス検査 (田中 寛,古澤裕貴)
6.5 涙道疾患に対するMRI検査 (大島浩一)
6.6 涙道内視鏡検査 (鎌尾知行)
6.7 鼻内視鏡検査 (廣瀬美央)
Chapter 7 涙道疾患(2)治療法・手術
7.1 プロービングおよび涙道内視鏡下プロービングの基本手技 (佐々木次壽)
ADVICE プロービングにバンガーター針23Gを勧める理由
ADVICE 涙管通水検査やプロービングで抑制したときは細隙灯顕微鏡検査と眼底検査を
7.2 涙管チューブについて (三村真士)
7.3 涙道内視鏡手術 (鶴丸修士)
ADVICE 総涙小管の閉塞を穿破する
ADVICE SNEPの難易度
TOPICS 涙道内視鏡チューブ挿入術における患者の痛みについて
ADVICE 仮道形成について
7.4 DCR鼻外法 (嘉鳥信忠)
7.5 DCR鼻内法 (高橋 辰)
Chapter 8 涙道疾患(3)疾患別の診療の実際
8.1 先天鼻涙管閉塞・先天涙嚢瘤 (松村 望)
8.2 急性涙嚢炎 (藤本雅大)
COLUMN 眼窩膿瘍を伴う急性涙嚢炎
8.3 慢性涙嚢炎 (岩崎明美)
TOPICS 粘液の逆流~ROPLAS
TOPICS 慢性涙嚢炎での内眼手術
8.4 涙小管炎 (中山知倫)
8.5 涙小管断裂 (高橋靖弘)
8.6 点眼薬による涙道障害 (宮崎千歌)
8.7 抗がん剤による涙道障害 (柏木広哉)
8.8 涙道腫瘍 (加瀬 諭)
8.9 機能性流涙 (石嶋 漢)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.