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行政から「子どもの心の診療」体制の普及の提案がなされる時代であるが,その実現のためには,小児科医と児童精神科医との間の信頼感とパートナーシップが必要である.
本書では,子どもの心の診療に携わる医療者として,小児科医と児童精神科医それぞれの立場から,現在わが国で提供できる医療のすべてを詳細に紹介している.
初心者のみならず多くの経験を積んだ一般小児科医や一般精神科医にもぜひ読んで頂きたい.
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目次
Ⅰ. 子どもの心の診療とはなにか
子どもの心の診療とはなにか
Ⅱ.子どもの心身の発達過程
1.0歳から10歳までの心の発達
2.10代の心の発達
3.子どもの脳の発達
4.子どもの身体の発達
5.子どもの眠りの発達
6.心身の発達と心の障害
Ⅲ.環境との相互作用と子どもの心の健康
1.早期母子関係と心の健康
2.家族関係と心の健康
3.友人関係と心の健康
4.学校・地域社会と心の健康
Ⅳ.子どもの診断・評価の進め方
1.外来における評価面接
A.初回面接の組み立てとその意義
B.成育歴の聴取のしかた
C.現病歴の聴取のしかた
D.家族歴の聴取のしかた
E.子どもの精神医学的診断の考え方
F.診たての本人と親への説明のしかた
G.操作的診断システムの意義と限界
2.心理的検査等の適用と結果の理解
A.心理検査の組み立てとその意義
B.知能検査
C.認知機能検査
D.愛着の評価
E.「心の理論」の評価
F.人格検査
3.医学的検査の適用と結果の理解
A.血液学的・生化学的検査等
B.内分泌検査
C.脳波検査
D.脳画像検査
E.事象関連電位,CPT等
F.自律神経機能検査
4.半構造化面接と評価尺度の用い方
Ⅴ.子どもの心の障害の治療
1.薬物療法
2.精神療法の適用と留意点
A.支持的精神療法
B.遊戯療法
C.認知行動療法
D.力動的精神療法
E.集団精神療法
3.家族への介入の適応と留意点
A.家族ガイダンス
B.心理教育
C.家族療法
4.他機関との連携
A.学校や児童相談所等との連携
B.地域連携システムの設置と運用
5.子どもに対する告知(情報提供)とタイミング
6.子どもの入院治療
Ⅵ.子どもの心の診療に関連する主な法律
1. 児童福祉法
2.虐待防止法
3.精神保健福祉法
4.発達障害者支援法
5.少年法
Ⅶ.子どもの心の障害の行方
1.発達障害の長期経過
2.子どもの心の障害のその後
Ⅷ.子どもの心の診療医とは何か
子どもの心の診療医とは何か
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.