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理学療法士を目指す学生に向けた神経障害理学療法学のテキスト(2分冊).
大脳基底核,小脳,脳幹についての機能解剖や神経生理を取り上げたうえで,それらの損傷による神経変性疾患の障害像の見方と理学療法の実践を解説する.
日常生活でほとんど無意識に行なっている「立つ」「歩く」「者に手を伸ばす」といった何気ない動きが,脳の深部構造によっていかに精緻に制御されているか,理解できるだろう.
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目次
LECTURE 16 脳の構造と機能(1)大脳基底核 (大畑光司)
1.大脳基底核の構造と機能
1)大脳基底核の役割
2)大脳基底核の構成と機能
3)大脳基底核の線維連絡
2.大脳基底核における運動ループの役割
1)直接路
2)間接路
3)黒質緻密部によるドパミンの影響
3.大脳基底核の機能と運動障害の関係
1)パーキンソン病
2)線条体黒質変性症
3)進行性核上性麻痺
4)ハンチントン病
5)片側バリスム
Step up
1.大脳基底核と視床
2.視床の構造
LECTURE 17 脳の構造と機能(2)小脳 (大畑光司)
1.小脳の構造と機能
1)小脳の役割
2)小脳の構成と機能
3)小脳の連絡経路
2.小脳の機能区分
1)前庭小脳
2)脊髄小脳
3)大脳小脳
3.小脳の局所解剖
1)小脳皮質の構造
2)小脳皮質による制御
3)小脳皮質による学習
4)小脳と運動機能障害の関係
Step up
1.大脳-小脳ループと小脳の役割
2.小脳の内部モデル
3.小脳と高次脳機能
LECTURE 18 脳の構造と機能(3)脳幹 (大畑光司)
1.脳幹の構造と機能
1)脳幹の役割
2)脳幹の構成とその機能
2.脳神経核
1)一般体性運動核
2)特殊内臓性運動核
3)一般内臓性運動核
4)一般内臓性知覚核
5)一般体性知覚核
6)特殊内臓性知覚核
7)特殊体性知覚核
3.網様体の機能
1)網様体の構成
2)網様体の機能
4.脳幹部の損傷とその障害
1)中脳の病変
2)橋の病変
3)延髄の病変
Step up
皮質脊髄路以外の運動性の下行路の役割
LECTURE 19 パーキンソン病の病態 (石井光昭)
1.概説
1)大脳基底核の機能
2)ドパミンによる大脳基底核回路の調節
2.原因・分類・症状
1)原因・分類
2)症状
3)診断基準
3.治療
1)薬物療法
2)外科的治療
Step up
1.パーキンソン病の歴史
2.強化学習
3.すくみ足の病態
LECTURE 20 パーキンソン病に対する理学療法 (石井光昭・大畑光司)
1.理学療法の目的と基本的な考え方
1)障害像
2)理学療法の目的
2.理学療法評価
1)疾患に対する総合評価
2)一般的理学療法評価
3.理学療法の実際
1)理学療法介入の戦略
2)理学療法介入における注意事項
3)重症度別の理学療法におけるポイント
4)各動作課題に対する理学療法の実際
Step up
歩行開始困難に対する理学療法
LECTURE 21 パーキンソン病に対するリハビリテーションの実際 (石井光昭)
1.症例の概要
2.理学療法評価
1)全般的な評価
2)歩行評価
3)その他の評価
3.統合・解釈
1)ICFを利用した現状の把握
2)現在の病態と想定される予後
3)本人の希望
4)目標
4.理学療法プログラム
1)基本方針
2)すくみ足に対する理学療法
3)動作開始困難に対する理学療法
4)その他の理学療法
5)その他のリハビリテーション
Step up
ガイドラインにみるパーキンソン病に対する理学療法
LECTURE 22 運動失調の病態 (南角 学・宮坂淳介)
1.運動失調の概説
2.小脳性運動失調
1)小脳の機能
2)主症状
3)障害部位とそれに伴う症状
4)原因疾患
3.脊髄性運動失調
1)脊髄後索の神経路
2)体幹運動失調・歩行障害
3)原因疾患
4.前庭迷路性運動失調
1)前庭迷路
2)主症状
3)前庭迷路性運動失調の原因疾患
5.その他の運動失調
1)末梢神経性運動失調
2)大脳性運動失調
6.運動失調の原因となる疾患に対する主な治療法
1)小脳性運動失調
2)脊髄性運動失調
3)その他の運動失調
Step up
脊髄小脳変性症について
LECTURE 23 運動失調に対する理学療法 (南角 学・宮坂淳介)
1.理学療法の目的と基本的な考え方
2.理学療法評価
1)機能評価
2)基本動作の評価
3)ADLの評価
3.理学療法の実際
1)身体機能維持・向上のための理学療法プログラム
2)日常生活の指導
3)各疾患別理学療法の注意点
Step up
脊髄小脳変性症に対するリハビリテーション
LECTURE 24 運動失調に対するリハビリテーションの実際 (南角 学)
リハビリテーションの実際(1)
1.症例1の概要
2.理学療法評価
3.統合と解釈
1)ICFを利用した現状の把握
2)現在の病態と想定される予後
3)本人の希望
4)目標
4.理学療法プログラム
1)基本方針
2)離床における注意点
3)基本動作の獲得と廃用性筋力低下の改善
4)体幹・四肢の運動失調に対するトレーニング
5)経過
リハビリテーションの実際(2)
1.症例2の概要
2.理学療法評価
3.統合と解釈
1)ICFを利用した現状の把握
2)現在の病態と想定される予後
3)本人の希望
4)目標
4.理学療法プログラム
1)基本方針
2)運動機能低下に対するトレーニング
3)退院後の生活動線を想定した基本動作トレーニング
4)起立性低血圧への介入
5)その他のアプローチ
6)今後について
Step up
小脳梗塞と小脳出血
LECTURE 25 頭部外傷・脳腫瘍の病態 (南角 学)
1.頭部外傷の分類・原因・症状
1)分類
2)臨床的特徴
2.頭部外傷の治療
1)基本的な治療方針
2)頭蓋内圧亢進に対する治療
3.脳腫瘍の分類・原因・症状
1)分類
2)症状
3)診断
4.脳腫瘍の治療
1)基本的な治療方針
2)実際の治療法
Step up
腫瘍の部位と神経学的・身体機能的所見
LECTURE 26 頭部外傷・脳腫瘍に対する理学療法 (南角 学)
1.頭部外傷に対する理学療法の目的と基本的な考え方
2.頭部外傷に対する理学療法評価とその実際
1)急性期
2)亜急性期
3)亜急性期以降
3.脳腫瘍に対する理学療法の目的と基本的な考え方
4.脳腫瘍に対する理学療法評価とその実際
1)開頭による腫瘍摘出術の周術期
2)急性期・回復期
3)回復期以降
4)維持・緩和期
Step up
脳血管障害,頭部外傷・脳腫瘍の疾患特性
LECTURE 27 多発性硬化症の病態 (小林麻衣)
1.脱髄疾患
2.多発性硬化症の概説
1)定義・概念
2)病態
3)病因
4)疫学
3.分類
1)病変分布からみた分類
2)症状進行の経過による分類
4.特有の症状
1)痛み
2)ウートフ徴候
3)易疲労性
4)心理的障害
5.障害像
1)視力障害
2)運動麻痺と随伴症状
3)小脳症状,脳幹部の症状
6.重症度・障害度を示すスケール
7.治療
1)副腎皮質ステロイド療法
2)血漿浄化療法
3)インターフェロン療法
4)免疫抑制療法
Step up
視神経脊髄炎と視神経脊髄型多発性硬化症
LECTURE 28 多発性硬化症に対する理学療法・リハビリテーションの実際 (小林麻衣)
1.理学療法の目的と基本的な考え方
1)理学療法の基本方針
2)理学療法の原則
2.禁忌,リスク,中止基準の確認
1)疲労・過労
2)温度上昇
3)感染
4)転倒
3.理学療法評価
1)評価をする前に
2)病巣に関連した評価
3)特有の症状に対する評価
4)筋力評価
5)バイタルサイン,自覚的疲労度の評価
6)日常生活における活動量の評価
7)その他の評価
4.理学療法の実際
1)急性期
2)寛解期
3)維持期
4)再評価
5.リハビリテーションの実際
1)症例の概要
2)理学療法評価
3)統合と解釈
4)理学療法プログラム
Step up
1.難病とは
2.多発性硬化症における社会保障制度
LECTURE 29 筋萎縮性側索硬化症の病態 (小林麻衣)
1.筋萎縮性側索硬化症の概説
1)病因
2)疫学
2.症状,分類,障害像
1)症状
2)病型による分類
3)初発症状の発現部位による分類
4)障害像
3.診断基準,重症度・障害度を示すスケール
1)診断基準
2)重症度・障害度を示すスケール
4.治療
1)薬物療法
2)対症療法
Step up
筋萎縮性側索硬化症にみられる異常所見
LECTURE 30 筋萎縮性側索硬化症に対する理学療法・リハビリテーションの実際 (小林麻衣)
1.理学療法の目的と基本的な考え方
2.禁忌,リスク,中止基準の確認
1)疲労・過労
2)関節の緩み,脱臼,捻挫
3)転倒
4)呼吸不全
5)誤嚥
6)精神的問題
3.理学療法評価
1)評価をする前に
2)共通の評価項目
3)呼吸機能に対する評価
4)その他の評価
4.理学療法の実際
1)関節可動域低下
2)筋力低下
3)呼吸機能障害
4)コミュニケーション障害
5)嚥下障害
6)活動性低下
7)再評価
5.リハビリテーションの実際
1)症例の概要
2)理学療法評価
3)統合と解釈
4)理学療法プログラム
Step up
1.コミュニケーションの手段
2.生活を支援する装置
巻末資料
TEST 試験 (大畑光司)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.