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摂食障害は、近年、非常に有病率の高い疾患となっている。当事者の年齢や病理は多様化しており、思春期精神医学の枠では扱いきれない大きな問題となっている。本書では、従来のスタンダードな治療に加え、さまざまな精神医学的併存疾患への対応、長期化例の再発防止、症状をもちながらの社会復帰などについて、第一線でご活躍の先生に、治療と援助の実際を詳述していただいた。現場の臨場感あふれる1冊である。
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目次
はじめに-摂食障害の治療地図 (西園マーハ文)
Ⅰ 摂食障害の理想の治療・スタンダードな治療
1.摂食障害のための理想の治療施設・治療環境論 (鈴木(堀田)眞理)
2.摂食障害の入院治療ーより現実的な着地点を目指して (永田利彦)
3.摂食障害に対する認知行動療法のスタンダードとその展開 (中里道子)
4.摂食障害に対する薬物療法のスタンダードと応用 (友竹正人)
Ⅱ 特別な治療─どのようなケースに勧めるか
1.摂食障害に対する精神分析的精神療法とその応用 (髙野 晶)
2.摂食障害に対する家族療法とその応用 (中村伸一)
3.摂食障害に対する対人関係療法(IPT)とその応用 (水島広子)
Ⅲ 精神医学の領域の摂食障害
1.発達障害と摂食障害-病理と治療 (黒崎充勇)
2.慢性期の摂食障害の病理と治療 (鈴木健二)
3.パーソナリティ障害と摂食障害 (白波瀬丈一郎)
Ⅳ さまざまな場所での治療展開
1.学校における摂食障害の対応-子どもの摂食障害 (傳田健三)
2.大学における摂食障害への取り組み (三井知代)
3.一般病棟での摂食障害の治療の工夫-臨床心理士を核とした導入期の治療展開 (松本(森岡)千鶴子,渡部俊幸,吉川 潔)
4.心療内科での治療 (瀧井正人)
5.摂食障害の社会復帰援助 (武田 綾)
6.摂食障害当事者グループと専門家の援助-地方での活動例 (米山奈奈子)
7.当事者ネットワークの現状と今後の展開 (生野照子)
8.産後のメンタルヘルスと摂食障害 (西園マーハ文)
Ⅴ 摂食障害の回復過程と治療の役割-回復者カウンセラーの立場から
はじめに (西園マーハ文)
1.日本の回復者カウンセラーの声 (長谷川あや)
2.イギリスの回復者カウンセラーの声 (アレクサンドラ・コークラン)
まとめ (西園マーハ文)
索引
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