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特徴的な病理組織所見がみられる場合の考え方や,類似する病理組織所見における鑑別点など,101項目に及ぶ多彩なテーマを取り上げて,皮膚病理組織学におけるエキスパートが長年の知識と経験をもとに詳述する.
1,200点以上の写真と図表を挿入し,見やすくわかりやすく解説された本書は,皮膚病理組織学にかかわる専門家のみならず,臨床に携わるすべての皮膚科医に必携のハンドブックである.
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目次
Ⅰ 総論
1.皮膚生検の採取法と病理組織依頼書の書き方 (三浦圭子)
2.皮膚病理組織学で使われる専門用語 (清原隆宏,熊切正信)
3.皮膚病理組織の見方の実際 (高橋和宏)
4.正常皮膚組織の部位による違い・年齢による違い (真鍋俊明)
5.アーティファクトとコンタミネーションの種類と判別法 (三浦圭子)
6.皮膚病理組織写真撮影のコツ (田中 勝,小林 憲)
7.原発疹に対応する皮膚病理組織像 (今山修平)
8.続発疹に対応する皮膚病理組織像 (大迫順子)
9.海綿状態とは (今山修平)
10.基底細胞の液状変性とは (飯谷麻里)
11.組織学的色素失調とは (飯谷麻里)
12.好中球の核破砕像とは (田中麻衣子,信藤 肇)
13.光顕レベルでの異型細胞の判断基準 (真鍋俊明)
14.皮膚病理診断に有用な組織模様 (塩見達志,山元 修)
Ⅱ 非腫瘍性疾患
15.好中球浸潤が診断の手掛かりとなる疾患(1)表皮への浸潤 (押谷佳美)
Column【症例紹介】 erosive pustular dermatosis of the scalp (押谷佳美)
16.好中球浸潤が診断の手掛かりとなる疾患(2)真皮への浸潤 (押谷佳美)
17.好酸球浸潤が診断の手掛かりとなる疾患(1)表皮内または毛包内/毛包周囲への浸潤 (三砂範幸)
18.好酸球浸潤が診断の手掛かりとなる疾患(2)真皮への浸潤 (三砂範幸)
19.肥満細胞,形質細胞浸潤が診断の手掛かりとなる疾患 (三橋善比古)
20.炎症細胞が楔形に浸潤する疾患 (二神綾子)
21.角層内に好中球の核がみられた場合の考え方 (押谷佳美)
22.表皮の壊死あるいはアポトーシスがみられる疾患 (大迫順子)
23.表皮細胞が蒼白変化をきたす疾患 (桐生美麿)
24.アレルギー性接触皮膚炎と一次刺激性接触皮膚炎との病理組織学的鑑別法 (大迫順子)
25.湿疹/皮膚炎,Gibert ばら色粃糠疹,苔癬状粃糠疹の病理組織学的鑑別点 (井上智子)
26.蕁麻疹の病理組織像の多様性の理由 (信藤 肇,田中麻衣子)
27.多形紅斑の病理組織学的診断の可能性と限界 (清原隆宏)
28.多形紅斑,固定薬疹,DIHS,GVHD,Mucha-Habermann病の組織学的鑑別法 (清原隆宏)
29.結節性紅斑と類似の臨床症状を呈する疾患との病理組織学的鑑別点 (二神綾子)
30.乾癬の臨床診断にもかかわらずMunro微小膿瘍を欠く場合の考え方 (清原隆宏)
31.乾癬と脂漏性湿疹との病理組織学的鑑別点 (清原隆宏)
32.扁平苔癬と扁平苔癬様角化症との病理組織学的鑑別点 (鶴田大輔)
33.爪の扁平苔癬,湿疹,乾癬の病理組織学的鑑別法 (東 禹彦)
34.粘膜扁平苔癬の病理組織学的特徴 (鶴田大輔)
35.円板状紅斑性狼瘡と扁平苔癬との病理組織学的鑑別点 (鶴田大輔)
36.紅斑性狼瘡(LE)の病型による病理組織学的違い (金蔵拓郎)
37.皮膚筋炎,紅斑性狼瘡,Sjögren症候群の病理組織学的鑑別点 (金蔵拓郎)
38.強皮症および強皮症様病態の病理組織学的鑑別点 (永井弥生)
39.棘融解を呈する代表的疾患の病理組織学的鑑別点 (石河 晃)
40.表皮下水疱を呈する疾患の病理組織学的鑑別点 名嘉眞武国,石井文人 190
41.acantholytic dyskeratosisをきたす疾患の鑑別点 (石河 晃)
42.血管炎の病理組織学的分類 (陳 科榮)
43.肉芽腫を形成する血管炎の病理組織診断 (陳 科榮)
44.血管の破壊像や血管壁のフィブリノイド変性を生じる非血管炎疾患(偽血管炎) (陳 科榮)
45.蕁麻疹様血管炎とその他の血管炎との病理組織学的鑑別点 (川上民裕)
46.肉芽腫の病理組織学的分類とその特徴 (桐生美麿)
47.柵状肉芽腫の像を呈する疾患の病理組織学的鑑別点 (浅井 純)
48.類上皮細胞肉芽腫の像を呈する疾患の病理組織学的鑑別点 (桐生美麿)
49.suppurative granuloma の像を呈する疾患の病理組織学的鑑別点 (浅井 純)
50.間質型環状肉芽腫と類似の組織像を呈する疾患との病理組織学的鑑別点 (伊東慶悟)
51.非結核性抗酸菌症,結核,サルコイドの病理組織学的鑑別点 福本隆也 252
52.痤瘡の病理組織学的特徴 (井上智子)
53.脱毛症の病理組織学的鑑別点 (古賀佳織)
54.白皮症,尋常性白斑,脱色素性母斑の病理組織学的鑑別点 (鶴田大輔)
55.皮膚真菌症の原因真菌はHE所見でどこまで推定可能か (田邉 洋)
56.皮膚組織内に寄生虫らしきものを見た場合の考え方 (夏秋 優)
57.炎症細胞浸潤をほとんど伴わない毛細血管拡張(telangiectasia)を見た場合の考え方 (塩見達志)
58.隔壁性脂肪織炎を呈する疾患の病理組織学的特徴 (信藤 肇,田中麻衣子)
59.小葉性脂肪織炎を呈する疾患の病理組織学的特徴 (田中麻衣子,信藤 肇)
60.病理組織学的に脂肪細胞の壊死を伴う疾患 (福本隆也)
61.真皮・皮下組織内に血管拡張性肉芽腫様過形成があった場合の考え方 (井上智子)
62.ムチン沈着症の病理組織学的鑑別点 (三橋善比古)
63.皮膚沈着症における組織標本上での沈着物の見分け方 (塩見達志)
64.薬疹の病理組織学的特徴 (久保田由美子)
65.細胞内に他の細胞が入っていた場合の考え方 (山元 修)
66.ステロイド外用薬による治療がもたらしうる組織学的な変化(副作用を除く)-尋常性乾癬を例として- (塩見達志)
Ⅲ 腫瘍性疾患
67.覚えておきたい母斑・母斑症の病理組織像 (梅林芳弘)
68.papillomatosisをきたす疾患の病理組織学的鑑別点 (村田洋三)
69.有棘細胞癌の病理組織学的分類 (安齋眞一)
70.毛包癌の病理組織学的考え方 (玉田伸二)
71.ケラトアカントーマと有棘細胞癌との病理組織学的鑑別点 (安齋眞一)
72.基底細胞癌の病理組織学的分類-特に治療との関係を中心に- (吉田雄一)
73.基底細胞癌と線維形成性毛包上皮腫との病理組織学的鑑別点 (古賀佳織)
74.病理組織からみた基底細胞癌と毛芽腫の鑑別点,毛芽腫と毛包上皮腫の関係 (安齋眞一)
75.基底細胞癌の病理組織像とダーモスコピー所見の関係 (田中 勝,小林 憲)
76.淡染細胞(clear cell)の増殖を特徴とする上皮系皮膚悪性腫瘍 (村田洋三)
77.病理組織からみた脂腺腫,脂腺腺腫,脂腺癌 (三砂範幸)
78.毛包系腫瘍の皮膚病理組織の最新の話題 (三砂範幸)
79.folliculosebaceous apocrine unitの最新の考え方と関連する皮膚腫瘍 (安齋眞一)
80.表皮向性(epidermotropism)を示しうる皮膚腫瘍 (伊東慶悟)
81.poroid cell,cuticular cellが認められる皮膚腫瘍の病理組織像 (大西誉光,渡辺晋一)
82.汗孔癌の病理組織学的診断の落とし穴 (山元 修,安齋眞一)
83.比較的まれな汗腺系悪性腫瘍の病理組織学的特徴 (安齋眞一)
84.境界部母斑とmelanoma in situ との病理組織学的鑑別点の最新知見 (斎田俊明)
85.メラノーマとSpitz 母斑との病理組織学的鑑別点の最新知見 (斎田俊明)
86.メラノーマの特殊な亜型の病理組織学的特徴 (伊東慶悟)
87.メラノーマの病理組織所見とダーモスコピー所見との対応 (土田哲也)
88.後天性色素細胞母斑の臨床組織分類と部位別ダーモスコピー所見 (土田哲也,長島陽子)
89.皮膚の紡錘形細胞腫瘍のHE 染色レベルでの鑑別点 (瀬戸山 充)
90.angiolymphoid hyperplasia with eosinophiliaと木村病の関係 (吉田雄一)
91.非Langerhans細胞組織球症の形態学的分類 (横山繁生,加島健司,駄阿 勉)
92.結節性筋膜炎と悪性線維性組織球腫(MFH)との病理組織学的鑑別点 (遠藤 誠,小田義直,恒吉正澄)
93.皮膚・皮下平滑筋肉腫の病理組織学的特徴と鑑別診断 (薛 宇孝,小田義直,恒吉正澄)
94.myoid tumorの病理組織の最新知見 (福本隆也)
95.血管肉腫の病理組織学的鑑別診断 (横山繁生,駄阿 勉,加島健司)
96.皮膚の小円形細胞性悪性腫瘍の病理組織学的鑑別点 (成澤 寛)
97.脂肪腫の亜型と脂肪肉腫との病理組織学的鑑別点 (梅林芳弘)
98.HE染色標本上での悪性リンパ腫のタイプ分類 (新井栄一)
99.局面状類乾癬と菌状息肉症との病理組織学的鑑別点 (新井栄一)
100.偽リンパ腫の病理組織学的鑑別点 (二神綾子)
101.原発性皮膚腫瘍と転移性皮膚腫瘍との病理組織学的鑑別点 (加島健司,駄阿 勉,横山繁生)
References
Index
事項索引
疾患名索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.