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頭痛は,神経内科のみならず一般・総合内科や救急医学においても極めて重要であるが,一般的であるがゆえに最もアプローチしにくい症候ともいえる.本書は頭痛診療現場の第一線で活躍中の執筆陣により,神経内科医に必要な知識を包括的にまとめたもので,巻末付録には国際頭痛分類第2版による診断基準や,頭痛の治療・予防に用いられる薬剤一覧などを掲載.頭痛の実地診療にいますぐ役立つ一冊である.
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目次
I.頭痛のアウトライン
頭痛の疫学
頭痛の分類
頭痛はどこが痛むか
頭痛の脳機能画像
II.頭痛診療のポイント
頭痛診療における医療面接
頭痛診療支援ツール
二次性頭痛(器質性疾患を伴う頭痛)の診療ポイント
頭痛診療のアルゴリズム
III.片頭痛
片頭痛の発症機序
片頭痛と神経伝達物質
片頭痛と遺伝子
片頭痛の分類
片頭痛の臨床症状
片頭痛の診断
片頭痛の薬物療法
片頭痛の非薬物治療
女性の片頭痛
月経と片頭痛
妊娠・出産と片頭痛
その他の片頭痛
片麻痺性片頭痛
脳底型片頭痛
IV.緊張型頭痛
緊張型頭痛の発症機序
緊張型頭痛の分類と診断基準
緊張型頭痛の臨床症状
緊張型頭痛の鑑別診断
緊張型頭痛の薬物療法
緊張型頭痛の非薬物治療
片頭痛と緊張型頭痛の両方をもつ症例の診断と治療
V.群発頭痛
群発頭痛の発症機序
群発頭痛の臨床
VI.薬物乱用頭痛,慢性連日性頭痛
薬物乱用頭痛
慢性連日性頭痛
VII.小児・思春期の頭痛
小児頭痛の疫学
小児頭痛の臨床
小児頭痛の診断
小児頭痛の治療
VIII.その他の一次性頭痛
一次性穿刺様頭痛
一次性咳嗽性頭痛
一次性労作性頭痛
性行為に伴う一次性頭痛
睡眠時頭痛
一次性雷鳴頭痛
持続性片側頭痛
新規発症持続性連日性頭痛
IX.頭部神経痛および中枢性顔面痛
三叉神経痛
舌咽神経痛
後頭神経痛
Case Study
CASE1 10年前から視野障害を伴う頭痛発作があり,この2か月で頻度が増したため受診した29歳女性
CASE2 月経前日に起きていられないほどの頭痛が必ず出現する42歳女性
CASE3 片頭痛治療中に妊娠が判明,薬の影響を心配する32歳女性
CASE4 心配のない頭痛といわれたまま近医で消炎鎮痛薬を処方されている76歳男性
CASE5 最近ほぼ連日頭痛が起こる42歳女性
CASE6 激しい右目の奥を中心とする顔の痛みを繰り返す28歳男性
CASE7 中学生時に頭痛発作が出現,ライフイベントとともに病状が変動している41歳女性
付録
国際頭痛分類 第2版(ICHD-II)頭痛分類コード
国際頭痛分類 第2版(ICHD-II)診断基準
頭痛ダイアリー
頭痛の治療・予防に用いられる主な薬剤
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.