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幅広い話題をQ&A形式で解説.
クリニックで遭遇する小児感染症について,エビデンスに基づく治療法とともに,経験に培われた対応策を披露.
ペットボトルで作る消毒液は吐物処理に便利,周囲への感染力と登校基準,地域に活かす手作りサーベイランス,解熱薬と熱性けいれん,細菌性感染症には抗菌薬が必須?ペニシリン耐性菌になぜペニシリン?など,読めばかかりつけ医の役割に自信がもてる.
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目次
プライマリ・ケアと感染症 かかりつけ医としての対応,情報の活用法
1 プライマリ・ケアにおける感染症診療の心得を教えてください (松平隆光)
2 季節によって流行する感染症にはどのようなものがありますか? その種類と頻度は? (武内可尚)
3 感染症情報をうまく活用するには? 鈴木英太郎
4 "発熱児でとくに注意すべきチェックポイントは何でしょうか?どのような診療方針で臨むべきでしょうか?" (西村龍夫)
6 繰り返す発熱の対応で,注意すべきことは何でしょうか? (水上智之)
7 抗原迅速診断検査(迅速診断キット)をどのように活用すべきでしょうか? (原三千丸)
8 小児プライマリ・ケアにおける抗菌薬の適正な使い方とは? 齋藤昭彦
9 ホームドクターが知っておくべき届出の必要な感染症にはどのようなものがありますか?また届出された情報はどのように活用されているのでしょうか? (岡部信彦)
診断 クリニックで有用な検査法
10 A群連鎖球菌の診断に簡単なキット検査で大丈夫でしょうか? (武田修明)
11 A群連鎖球菌治療後に,キット検査ですぐに除菌を確認する必要がありますか?検尿は必要ですか? (武田修明)
13 インフルエンザウイルス・RSウイルス迅速診断は,臨床症状から疑ったら全例行うべきでしょうか? (稲光 毅)
12 インフルエンザ診断のために綿棒を鼻に入れないで,鼻水を綿棒につけて行っても正しく診断されますか? (稲光 毅)
14 肺炎マイコプラズマの迅速診断陽性ならば肺炎マイコプラズマ感染症と確定してもよいですか? (加藤彰一)
15 肺炎クラミジアのIgM抗体検査は偽陽性が多いと聞きましたが,本当ですか? (沼崎 啓)
16 ウイルス感染症に既罹患か否か検査を行うのはCF法,HI法,EIA法どれがよいですか? (庵原俊昭)
17 乳児期早期までは副鼻腔の発達が十分でないので,急性鼻副鼻腔炎は少ないと聞きました.膿性鼻汁の児は単なる鼻炎と考えてよいですか? (松原茂規)
18 試験紙法による検尿で白血球尿が認められたら尿路感染症と考えてよいですか? (平岡政弘)
疾病・治療 根拠に基づく治療法・対応の選択
19 "発熱に対して解熱薬をあまり使用すべきではないという意見と,使用しても良いという意見,どちらが正しいといえますか?" (鈴江純史)
20 発熱の際,解熱薬を使用して熱を下げると,再発熱時に熱性けいれんが起きやすいので解熱薬は使わないほうがよいというのは本当ですか? (田邉雄三)
21 かぜ症候群に抗菌薬は不要ですか? (黒崎知道)
22 細菌感染症を疑って抗菌薬を処方したところ,体幹にぱらぱらと発疹が出ました.薬疹ですか? (田辺卓也)
23 抗菌薬は長く服用できるように処方するのが効果的でしょうか? (黒崎知道)
24 中耳炎に抗菌薬は必ず必要ですか? (宇野芳史)
25 中耳炎を耳鼻咽喉科医に依頼すべき症例は,どのような症例ですか? (兼定啓子)
26 鼻水が黄色ですが,抗菌薬は必要ないですか? (松原茂規)
27 扁桃炎に抗菌薬は必須ですか? (山崎 勉)
28 A群溶連菌感染の治療に,抗菌薬は必ず1日3回投与しなければいけませんか? (山崎 勉)
29 A群溶連菌感染の治療にはペニシリン系抗菌薬,セフェム系抗菌薬どちらを最初に使ったらよいでしょうか? (山崎 勉)
30 A群溶連菌感染の診断症例では,きょうだいへの予防投与は不要ですか? (土田晋也)
31 溶連菌感染治療で除菌できなかった場合の説明・対処法は? (土田晋也)
32 扁桃炎で発熱を繰り返すときは,手術すれば治りますか? (林 達哉)
33 咳が長引く児には,どのように対応すればよいですか? (重田 誠)
34 微熱があり軽くゼーゼーする.乳児喘息ではないですか? 治療は? (梅原 実)
35 気管支炎と診断したら抗菌薬療法は必須ですか? (黒木春郎)
36 ペニシリン耐性肺炎球菌による気道感染症にペニシリン系抗菌薬を使用してもよいのはなぜですか? (黒崎知道)
37 肺炎マイコプラズマは学童期の肺炎の代表的な病原微生物といわれますが,低年齢児は罹患しないのですか? (古村 速)
38 マクロライド耐性マイコプラズマが増加しているにもかかわらず,マイコプラズマ感染症にマクロライド系抗菌薬の使用を推奨しているのはなぜ? (成田光生)
39 成人百日咳患者が増えているのはなぜですか? 症状は乳児と成人とで異なりますか? (岡田賢司)
40 新生児期,乳児期早期に百日咳に罹患すると無呼吸など重症化するのは,なぜですか? (岡田賢司)
41 百日咳発作時に,家庭ではどのように対処するよう指導すればよいですか? (蓮井正史)
42 新生児期,乳児期早期の百日咳治療に,エリスロマイシンではなくアジスロマイシンが推奨されているのはなぜですか? (蓮井正史)
43 乳児期早期は母親からの移行抗体があるため感染症に罹患しにくいのに,RSウイルスに感染すると重症化しやすいのはなぜですか? (永井和重)
44 飼育していた小鳥が10日前に死に,発熱し,筋肉痛と咳がひどい症例は,小鳥の死と関連づけて診断すべきでしょうか? (秋田博伸)
45 抗結核薬の予防内服の適応は? (髙松 勇)
46 結核と診断され排菌している家族がいるとき,子どもにはどのような検査が必要ですか? (髙松 勇)
47 細菌性胃腸炎と診断した場合,抗菌薬の処方は必要ですか? (坂田葉子)
48 抗菌薬を飲むと下痢しやすい人は,整腸薬を一緒に処方したほうがよいですか? (窪田 満)
49 下痢・嘔吐で水分・食事摂取量が減っている患児には,点滴しなくてもよいですか?また,家庭で飲んでいただくのは水よりもイオン飲料水のほうがいいですか? (阿部博紀)
50 下痢が続き,食事を制限していますが,患者は食べたがっています.食べさせてもいいですか?その際,注意すべきことは何ですか? (古川 裕)
51 発熱,下痢を訴える患者が,けいれんを起こした場合は,熱性けいれんと同様に管理してもよいです? (南 武嗣)
52 冬季には感染性胃腸炎に何度もかかることがありますか? (中田修二)
53 専門書にはノロウイルス,ロタウイルスの感染性は約1週間続くと記載されていますが,4〜5日で症状が治まった例に登園許可証を発行してもよいのはなぜですか? (中田修二)
54 井戸水を飲用水として使用する際,どのようなリスクがありますか? (石黒成人)
55 とびひに外用薬と経口薬とを処方すべきですか? (馬場直子)
56 ネコとじゃれていてひどく引っ掻かれてしまった患者には,消毒しておけばよいですか? (杉田久美子)
57 6か月の乳児です.離乳食をあまり食べないので,元気になるように蜂蜜を飲ませたいのですがよいですか? (森川嘉郎)
58 山歩きをした際なんらかの虫に刺されたような痕がある症例には,虫刺され用の軟膏を処方しておけばよいですか? (山崎 勉)
60 尿路感染症は反復するといわれますが,全例予防投与が必要ですか? その方法は? (平岡政弘)
61 口唇ヘルペスを繰り返すのは何か原因がありますか? 再発を防ぐにはどのような点に注意したらよいですか? 周囲の人に感染しますか? (幸道直樹)
62 保育園から目が赤いからと帰された症例について,結膜炎の鑑別と登園の可否を教えてください. 柳澤仍子
63 一緒に遊んでいた友だちが水痘に罹患したと相談されました.水痘ワクチン未接種ですが,効果的な感染予防法はありますか? (小野靖彦)
64 "水痘患者にアシクロビルを投与すると登園停止期間は短縮しますか?保護者から求められれば投与すべきですか?" (小野靖彦)
65 近年,成人麻疹の増加が指摘されていますが,どうして成人麻疹が増えたのですか? その対策および今後の対策は? (熊谷直樹)
66 数年前まで,日本は麻疹輸出国と揶揄されましたが,いまでもこのような状況は続いているのですか? (熊谷直樹)
67 麻疹を疑って採血,IgM抗体を提出して,保健所に報告しようとしたら,検査の不備を指摘されました.なぜですか? (熊谷直樹)
68 麻疹と同様に,風疹も成人の増加が指摘されていますが,なぜですか? (岡藤隆夫)
69 妊婦に風疹様の発疹がみられた場合,風疹と確定診断する際の注意点はありますか? (岡藤隆夫)
70 おたふくかぜに罹患していない人が,思春期以降に罹患すると不妊になるといわれていますが,本当ですか? (落合 仁)
71 おたふくかぜに罹患し,一側しか腫れなかった場合,もう片方も腫れますか?(2回罹患しますか?) (落合 仁)
72 必ず一側だけ耳下腺腫脹を繰り返す症例を経験しています.おたふくかぜは再感染しますか? (冨板美奈子)
73 麻疹,風疹,おたふくかぜ,水痘などウイルス感染の急性期診断には,どの血清診断を用いるのが最適ですか? (須賀定雄)
74 新生児マススクリーニングの対象疾患として,先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染を加えることが研究者の間で検討されていますが,どうしてですか? (森内浩幸)
75 春先に発熱,呼気性喘鳴の幼児が多くみられます.RSウイルスは春先にも流行しますか? (鈴木 陽)
76 水いぼは取ったほうがよいですか? それとも自然治癒するまで待ってもよいですか? (馬場直子)
77 生後初めての発熱は突発性発疹のことが多いですか? どのようなサインがあったら疑いますか? (片寄雅彦)
78 発性発疹の罹患後に,再び発熱後発疹が出ました.突発性発疹症は2回罹患することがありますか? (片寄雅彦)
79 伝染性紅斑はどのような疾患ですか? 重篤な合併症を引き起こすのはどのような背景因子がありますか? (床枝康伸)
80 伝染性紅斑は誰でも一度は罹患しますか? いつまで伝染性をもっていますか? (床枝康伸)
81 1歳未満のインフルエンザ児に対して抗インフルエンザ薬を処方しても安全性に問題はありませんか? (高崎好生)
82 インフルエンザ脳症はどんな症状で始まりますか.疑い例にはどのように対応すべきでしょうか?インフルエンザ以外でも,脳炎・脳症を起こす疾患は何ですか? (高崎好生)
83 インフルエンザ流行期には総合感冒薬である小児用PL顆粒を処方してはいけないと指導されましたが,なぜですか? (高崎好生)
84 きちんと掃除をしている家庭でも,子どもにアタマジラミが発生するのはなぜですか? いじめなどに配慮してまわりに知られずに治すには,どうすればいいですか? (田中秀朋)
予防接種 免疫獲得とワクチンの効果
85 水痘やかぜ罹患後,ワクチン接種可能な時期が若干異なるのはなぜですか? (峯 真人)
86 百日咳に罹患してしまいましたが,四種混合ワクチンは接種してもよいですか? (峯 真人)
87 ワクチンを接種したが罹患してしまいました.なぜですか?(1)水痘 (中野貴司)
88 ワクチンを接種したが罹患してしまいました.なぜですか?(2) おたふくかぜ (中野貴司)
89 (3)ワクチンを接種したが罹患してしまいました.なぜですか?インフルエンザワクチン (中野貴司)
90 (4)ワクチンを接種したが罹患してしまいました.なぜですか?髄膜炎関連ワクチン (中野貴司)
91 ワクチンを接種したが罹患してしまいました.なぜですか?(5)ロタウイルスワクチン (中野貴司)
92 BCG接種痕が数個しかありませんが,十分な免疫を獲得できましたか? (三浦義孝)
93 "BCG接種して数日で接種痕が出てきました.正常の経過ですか?" (三浦義孝)
94 水痘,おたふくかぜ(ムンプス)ワクチンも麻疹ワクチンのように2回接種したほうがよいといわれますがなぜですか? (及川 馨)
95 日本脳炎は現在発症が少なく,ワクチンの有害事象が報告されているため,接種を見合せるという選択は可能ですか? (及川 馨)
96 卵アレルギーのある児へのインフルエンザワクチン接種は可能ですか? (椿 俊和)
97 世界ではB型肝炎ワクチンのユニバーサルワクチネーションが行われており,最近日本でも必要と聞きますがどうしてですか? (田尻 仁)
98 Hibワクチン,不活化ポリオワクチンにウシ由来タンパク含有の記載がありますが,プリオン病の危険性はありませんか? (中山栄一)
保護者からの質問 ホームケア指導
99 発熱によるふるえなのか,けいれんなのかわかりません.どこで見分ければいいですか? (藤原克彦)
100 熱性けいれんの子どもには,はまず何をすればいいですか?救急車を呼んだほうがいいのはどんなときでしょうか? (藤原克彦)
101 夜中に急に体温が上がりました.救急外来を受診すべきでしょうか? 高熱は何℃以上から危険という基準はありますか? (阿部博紀)
102 発熱時,おでこを冷やすと熱が下がりやすくなりますか? 冷却ジェルシートをのせても気持ちよさそうにはしていません. (堀 美智子)
103 学校保健安全法で決められた疾患とその登校停止期間を教えてください。これらの疾患はどのような理由から登校停止になっているのでしょうか? (石和田稔彦)
104 A群連鎖球菌感染症と診断されたら抗菌薬服用後まで登園・登校できないのでしょうか? (門井伸暁)
105 インフルエンザ診断キット陰性ならインフルエンザではないので,解熱したら登校してよいですか? (進藤静生)
106 手足口病,伝染性紅斑は発疹が出ているのに,全身状態が良ければ登園・登校してもよいのはなぜですか? (佐藤 勇)
107 百日咳で咳発作がある場合は登園・登校してはいけませんか? (飯島 純)
108 おたふくかぜでまだ少し耳下腺が腫れています.登園・登校してはいけませんか? (飯島 純)
109 インフルエンザと診断され漢方を処方されました.インフルエンザに対する漢方の効果について教えてください. (宮崎瑞明)
110 鼻づまりで苦しいときは,どうすれば鼻の通りが良くなりますか? (中野康伸)
111 かぜに罹患していますが,お風呂に入っても大丈夫ですか? (西野郁子)
112 水痘や伝染性膿痂疹など皮疹がある場合,お風呂は入らないほうがよいですか? (草刈 章)
113 口内炎が痛そうであまり食べない.どのようなものを摂取させたらよいですか? (澤田雅子)
114 口角炎ができてしまったが,胃が悪いのでしょうか? どのようなことに注意したらよいですか? (澤田雅子)
115 尿路感染症,包皮炎予防のためおちんちんの皮は無理にむいたほうがよいですか? (坂井清英)
116 薬を吐き出してしまうときには,どのような工夫をしたらよいですか? また、ジュースや牛乳といっしょに飲ませても効果は下がりませんか? (堀 美智子)
117 冬季ウイルス性胃腸炎に罹患した子どもの吐物やおむつは,どう処理すればいいですか? (松岡明子)
118 熱を下げるためにはたくさん汗をかくといいと聞きました.布団を多めに掛けて,温かい飲み物を飲ませればいいですか? (西野郁子)
付表
知恵の実
チーム医療とリーダーシップ (永井幸夫)
細菌感染症の起炎菌の変遷 (安次嶺 馨)
抗菌薬の「正しい使い方」 (安次嶺 馨)
熱が上がり寒気,ふええがあるときはフトンなどを厚着させ,熱いお湯を飲ませる (豊原清臣)
カンピロバクター腸炎が増えている? (絹巻 宏)
小児の感染症—今昔 (永井幸夫)
疫痢という病気 (豊原清臣)
ドルチェ 感染症Different Spaces, Different Ways
発熱のホームケア—正しい情報発信と“所変われば品変わる” (田原卓浩)
CRPを感染症の診断・管理の根拠に挙げるのは日本の特徴? (黒崎知道)
Nakayama Shoten Co., Ltd.