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精神疾患による休職者の復職を円滑に行うためには,治療者と産業医・産業保健スタッフがお互いの立場を理解したうえで,連携していくことが重要である.本書では,実際に休職者に対応している産業医や精神科医が,それぞれの豊富な経験をもとに職場復帰のためのノウハウとスキルを,多くの事例をあげて具体的に示している.復職支援の実際に役立つ1冊.
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目次
Ⅰ はじめに
1.はじめに (中村 純)
2.産業界に今起こっていること (中村 純)
Ⅱ 職場復帰にかかわる医療従事者・人事担当者の役割
1.精神科医・心療内科医などの治療者の役割 (田中 聡,尾崎紀夫)
2.産業医・人事労務担当者の役割 (小嶋秀幹)
Ⅲ 休職に至る精神疾患とそれらへの対応
1.多様化したうつ病 (阿部隆明)
2.職場うつ病に対する精神療法的接近 (前田正治)
3.軽症うつ病に対する薬物療法 (吉村玲児,中野和歌子)
4.「軽症」双極性障害の診断-双極Ⅱ型障害,双極スペクトラム障害(Ghaemiら)そしてソフト双極スペクトラム(Akiskalら) (大前 晋)
5.双極性障害の治療-急性躁病の治療,双極うつ病の治療,再発予防的治療 (坂元 薫)
6.不安障害(パニック障害,社交不安障害),摂食障害,パーソナリティ障害への対応 (永田利彦)
7.妄想性障害など気分障害以外の精神疾患への対応 (井上幸紀,岩﨑進一)
Ⅳ 職場復帰を支援する人と仕組み
1.産業医や人事労務担当者との連携,ネットワークづくり (加藤憲忠,田中克俊)
2.産業医と精神科医との連携のコツ
A.産業医と精神科医・人事労務者との連携のコツ (松本知万)
B. 産業医を中心とした連携・支援により2回の復職失敗を経て3回目に復職に成功した事例 (宇都宮健輔)
C.遠隔地への復職 (金澤耕介)
D.産業医としての職場復帰のポイント (林 剛司)
E.飲酒に関連する従業員への対応 (井上賀晶)
F.事業場外相談機関(EAPなど)の選定や連携のポイント (高野知樹)
3.精神科医が知っておくべき労働安全衛生法 (黒木宣夫)
Ⅴ 復職の過程と支援
1.リワークトレーニングプログラムによる復職支援の現状と課題 (指原俊介,須田 治)
2.理想的な復職のプロセス (山本広子)
3.復職リハビリテーション:ストレスケア病棟における休職者の復職 (徳永雄一郎)
4.復職リハビリテーション:復職デイケアの実際 (田中理香)
5.復帰後のフォローアップ (高野知樹)
Ⅵ 復職に関するエビデンス-エビデンスの読み方 (寺尾 岳)
Ⅶ おわりに-全体のまとめとして (中村 純)
重要な用語とその解説 (行正 徹)
索引
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