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『現代精神医学大系』より、神経症圏、境界例・非定型精神病、さらに司法精神医学、多文化間精神医学等、精神医学が種々の領域へ拡大する様相を取り上げた論考を選りすぐり収載し、解説を付した。
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目次
1 神経症と心因反応:その概念と歴史的展望 (諏訪 望)
はじめに
1.神経症概念の変遷に関する展望
2.神経病から神経症へ
3.神経症における心理的機制の追究
4.心因反応という概念の成立
5.心因反応および神経症の疾患分類学的な位置づけ
むすび
解説 (鈴木國文)
2 拘禁反応 (福島 章)
はしがき
1.歴史と症状論
2.拘禁状況と反応類型
3.治療
解説 (内海健)
3 感応精神病と祈.精神病 (吉野雅博)
序章
1.感応精神病
2.祈.精神病
解説 (加藤 敏)
4 非定型精神病の概念と歴史的展望 (鳩谷 龍)
歴史的展望
解説 (樋口輝彦)
5 非定型精神病の症状論 (藤繩 昭)
A.一般論
まえがき
1.諸々の類型論にみられる臨床像
2.症状論的考察
3.間歇期の残遺状態
むすび
解説 (鈴木國文)
6 境界例の治療 (神田橋條治9
はじめに
1.論述のための虚構
2.患者に出会う前に考えておいてよいこと
3.患者がやってきた
4.治療における注意事項
5.境界例治療の副産物
解説 (内海 健)
7 離人症 (木村 敏)
1.症状の輪郭
2.離人症の概念をめぐって
3.離人症の成因に関する諸学説
4.臨床的諸問題
解説 (井上新平)
8 責任能力に関する基礎的諸問題 (仲宗根玄吉)
1.責任能力の概念規定
2.責任能力の生物学的要因
3.責任能力の心理学的要因─可知論と不可知論
4.限定責任能力
5.責任能力の法哲学的基礎,自由意志の問題
解説 (松下正明)
9 文化構造と精神疾患 (荻野恒一)
はじめに
1.過疎地帯の文化構造と精神疾患
2.過疎と過密を往復して
3.二重人格と文化構造
4.生きることの二重性と文化構造
5.分裂・自閉と文化構造
6.共存の思想
解説 (加藤 敏)
10 日本精神医学の歴史 (小林靖彦)
はじめに
1.漢方医学期
2.蘭方医学期
3.近代医学期
おわりに
解説 (松下正明)
索引
Nakayama Shoten Co., Ltd.