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発達段階により子どもの理解度は異なるが、その子なりの理解で病気や障害と対峙し、立ち向かう力を湧出させることは、その回復に大きく貢献する。本書は、子どもを医療の主体的参加者としてとらえ、その人権を踏まえた対応を行うために必要な考え方と方法論をまとめた。
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目次
Chapter I
子どもの療養支援にかかる専門職とその役割−子どものレジリエンスを高めるために (藤村正哲)
Chapter II
医療と子ども
1. 医療における子どもの人権 (増子孝徳)
2. 患者の権利と子ども (平原 興)
3. 米国における子どもの療養支援 (國本依伸)
Chapter III
わが国の医療現場の子どもの実態と課題
1. 小児病棟の実状と支援の実際
1)総合病院:聖路加国際病院での取り組み (小澤美和)
2)大学病院 (清水俊明)
3)大学病院における子どもの療養支援 (早田典子)
4)こども病院 (土田昌宏)
5)こども病院でのCLS の活動の実際と課題 (松井基子)
2. 長期療養患児にとっての青少年ルームの意味 (窪田昭男,後藤真千子)
3. NICU 病棟の実状と支援の実際 (宮城雅也)
4. 小児科クリニックの実状と支援の実際 (江原伯陽)
5. 在宅医療の実状と支援の実際
1)小児の在宅医療の実状 (田村正徳)
2)在宅医療を行っている子どもへの支援:CLS のかかわり (安達 梓)
Chapter IV
子どもの発達の理解と支援
1. 子どもの発達 (藤崎眞知代)
2. 子どもと遊び,医療のなかの遊び (鈴木敦子)
3. 子どもと家族の心理 (井原成男)
Chapter V
子どもの療養支援の理論と方法
1. 子どもの心理・社会的支援の実際 (後藤真千子)
2. 子どものアセスメント (田中恭子)
3. プレパレーション・ディストラクションの目的と方法 (森安真優)
4. プレパレーション・ディストラクションの本質とその実践 (塩崎暁子)
5. ストレスコーピング (濱田純子)
6. 治癒的遊び (山地理恵,谷川弘治)
7. 小児集中治療におけるCLS の活動 (桑原和代)
8. グリーフケア (早田典子)
9. 思春期患者への支援 (赤坂美幸)
10. 介入効果の検証 (田中恭子)
Chapter VI
子ども療養支援士・CLS・HPSと他職種との連携
1.看護師の立場から (蝦名美智子)
2.医療保育士の立場から (中村崇江)
3.臨床心理士の立場から (松嵜くみ子)
4.特別支援教育との連携の進め方 (西牧謙吾)
5.ボランティアでの活動
1)難病のこども支援全国ネットワーク (福島慎吾)
2)おもちゃコンサルタント (多田千尋)
3)クリニクラウン (塚原成幸)
Chapter VII
チーム医療の実践
1.小児医療におけるリエゾン活動の概要と課題 (金生由紀子)
2.子どもサポートチームでの取り組み−大阪市立総合医療センターにおけるチームアプローチ (佐藤恵美,多田羅竜平)
3.子ども療養支援チームでの取り組み−順天堂医院における活動と今後の課題 (細澤麻里子,田中恭子)
Chapter VIII
これからの小児医療環境
1.わが国に求められる小児医療環境 (五十嵐隆)
2.望ましい小児医療環境実現への試み−宮城県立こども病院設立のコンセプトの紹介 (林 富)
3.子ども中心の医療・療養環境の整備に向けて (及川郁子)
付録 (山地理恵,谷川弘治)
あとがき (藤村正哲)
索引
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