[絶版となっております]

1928年生まれの著者はわが国における精神分析の第一人者で，大学退官後は臨床に携わりながら，日本の実状に即した分析医を育てるために週1回(2時間)・1年間で修了する「精神療法講座」を開催している．
本書は，著者の60年余にわたる精神分析に対する取り組みを21世紀のいまあらためてふり返り，精神医学における精神分析の意義や位置づけ，実地臨床での効果などについてまとめた集大成である．

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• 西園精神療法ゼミナール　2　力動的精神療法
• 西園精神療法ゼミナール　3　精神療法の現場から
• 精神医学の現在

目次

第１章　九州大学で精神科医になるまで
第２章　精神分析療法
第３章　ライフサイクルと精神療法—身体的自我
第４章　薬物精神療法の開発—治りにくい病態への治療的挑戦
第５章　神経症研究
第６章　治りやすいうつ病　治りにくいうつ病
第７章　二つのボーダーライン（境界性）障害
第８章　統合失調症—治すこと、癒すこと、よりよく生きること
第９章　国際交流—外国に学ぶ
第１０章　文化精神医学
第１１章　チーム医療
第１２章　精神医学教育　ＷＨＯ協力センター
第１３章　精神療法のすすめ
あとがき
文献
索引